【5】メモ帳代わりの草案 (その他)
夢で見たサイコサスペンス的な内容、いつか小説にまとまらないかと。
人里離れた廃墟の集落に、ネットのチャットで知り合った奴等が集まっての、オフ会を企画する。
主催者の要望に応えた有志達だ。
彼等は、主催者の妹がレイプ殺害されて、その犯人が潜伏しているであろう、その場所を割り出した。
妹をレイプして殺害したと、主催者が主張している犯人はとある闇サイトの常連であり。
主催者の仲間がネットを巡回していた時にその犯人と思しき人間本人の文章の癖そのままに、とある闇サイトにて、今現在いる場所、潜伏場所を匂わせる手掛かりを発見したからだ。
因みに夢の中の俺は、最初にその主催者側のオフ会参加者として同行した視点だったのだよな。
そして、手分けをして犯人を探し出すという、犯人にとってはこれはもぅ、各個撃破の格好の機会を与えちゃう、そんな、なんだかあまり賢くない行動をしている時にさ。
俺がその、主催者の妹をレイプ殺害した犯人と呼ばれている犯人本人に、1対1で、ばったりと出くわしてしまうのさ。
身構える俺に、その、「犯人」が一冊のノートを掲げ、武器を置いてゆっくりと近付いてくる。
「話をしないか?ついでに、タバコ一本、くれないか?」
俺もわりと、ヘビーな喫煙者なもんだから、慣れない山奥の廃墟の集落を歩き回って息も上がり、汗まみれで、ちょうどタバコを吸いたいもんだったから、やがて、二人してタバコを吸い始める。
そして、タバコを吸い終わると、「犯人」が。
「このノートに全て書かれている、しかし、このノートを見た以上は、お前は俺に協力しなければならない、読めば全てが判るよ。」
迷いながらも、ノートを開いて中身を見始めたのだけれどもさ、もう、文体自体が物凄い、反ミーム性を持った文体な上に、わりと大事な部分が線で消されていたり、塗りつぶされていたり、☓☓☓☓☓☓みたいになっていたりしてな。
写真つきなんだけれども。
なんかそんなタイミングで目が冷めちゃってさぁ。
※上記の草案、後述する「【29】理由を奪われた世界の考察」にて、無償と盲目な愛の相互作用と無制限性のエッセンスを活かせば、恐らくは濃厚な狂気、カニバリズム、ネクロフィリア的なホラーにならないだろうかと。犯人は主催者であり、探している「彼」でもある、二面性を出せないかと。未だ熟成不足。
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某FMラジオ番組、そいつを城達也さんではなくて、窪田等さん辺りが朗読する、そんなイメージで、ジェ○トストリームの文面に自分なりに寄せていった感じの思い付きで書いた文体なんだけれども、そいつが殊の外気に入ったものだから、メモ代わりに貼っとく。
物思う真夜中に 或いは眠り前の一心地 夢の前座席へと座る皆様に 或いは夜更しの今からが 今宵もイメージの滑走路飛び立ち 漆黒の闇の彼方に思い馳せる皆様に 明日の一面に薄く青い世界への橋渡し 闇が一層暗いのは 空が明るくなる直前と 今夜も宜しければご同席させてくれると幸いに思います 幻想発現想行き ジェッ○ストリィ―――――ムッ!