表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/55

【39】腕白質 (歌詞)




その昔に 遊んだ友人

アイツら まだ 元気かな?


夏の真夜中 落下傘花火

子供の視力で 結婚式の

ブーケ・トスみたいな争奪戦

勝者は 俺さ 誇らしく

玄関の 靴箱の上に置いといた


勝者の思い出 未だ鮮明

けれども そいつは 胸の中

昼間に アイツら やってきて

羨ましげに 一瞥する


あの風景が セピア色した ハードディスク

時々 夏に 見せるのさ

本日のお勧め動画 の リンクでね


けだし 記憶は 不意なる飛翔

ロケット花火の 行き先は

いつも その末 判らない

セピアの 記憶 ネットサーフィン


クワガタ取りに 真夜中に

木を蹴りながら 目を地面

沢山 宝石 落ちてくる

金属光沢の 玉虫色


コガネムシ は 真夜中の宝石

今の 玉虫色の 世の中は

こいつは 少々 厄介さ


ホログラムシールと 似ているね

みんなで 集めた ビック○マン


曖昧模糊な色彩で 有象 無象 を あまねく照らせ!


蛋白石(オパール)の 光沢に

束の間 回想バスの 真夜中だ


生命が 生きている その内は

恐らく みんな 蛋白質さ

泣いたり 笑って 騒いだり

時間の軸と 移動で見ると

たんぱく質の 長い糸

誰かと 誰かと 結びつき

たまには 拗れて 絡まって


死ねば そいつは 抜け落ちて

無味乾燥な カルシウム

そいつに 含んだ リン質が

真夜中 束の間 語るのさ

あの頃 我々 かく在れり

私の 話を 聞きたいかね?


だけども そうには 未だ早い


アイツら まだ 元気か? と

離れた セピアの 蛋白質(たんぱくしつ)達を 思う

アミノ酸で出来た 腕白質(わんぱくしつ)

あの日の ままで 持ってるか?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ