【39】腕白質 (歌詞)
その昔に 遊んだ友人
アイツら まだ 元気かな?
夏の真夜中 落下傘花火
子供の視力で 結婚式の
ブーケ・トスみたいな争奪戦
勝者は 俺さ 誇らしく
玄関の 靴箱の上に置いといた
勝者の思い出 未だ鮮明
けれども そいつは 胸の中
昼間に アイツら やってきて
羨ましげに 一瞥する
あの風景が セピア色した ハードディスク
時々 夏に 見せるのさ
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けだし 記憶は 不意なる飛翔
ロケット花火の 行き先は
いつも その末 判らない
セピアの 記憶 ネットサーフィン
クワガタ取りに 真夜中に
木を蹴りながら 目を地面
沢山 宝石 落ちてくる
金属光沢の 玉虫色
コガネムシ は 真夜中の宝石
今の 玉虫色の 世の中は
こいつは 少々 厄介さ
ホログラムシールと 似ているね
みんなで 集めた ビック○マン
曖昧模糊な色彩で 有象 無象 を あまねく照らせ!
蛋白石の 光沢に
束の間 回想バスの 真夜中だ
生命が 生きている その内は
恐らく みんな 蛋白質さ
泣いたり 笑って 騒いだり
時間の軸と 移動で見ると
たんぱく質の 長い糸
誰かと 誰かと 結びつき
たまには 拗れて 絡まって
死ねば そいつは 抜け落ちて
無味乾燥な カルシウム
そいつに 含んだ リン質が
真夜中 束の間 語るのさ
あの頃 我々 かく在れり
私の 話を 聞きたいかね?
だけども そうには 未だ早い
アイツら まだ 元気か? と
離れた セピアの 蛋白質達を 思う
アミノ酸で出来た 腕白質を
あの日の ままで 持ってるか?




