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【33】「どした?おまえ?」 (ポエム)





「どした?おまえ?」


って、なんかそんな存在感。

ソイツを放つ人間なんかを。

長い 人生経験の最中に。

たまに、見掛けたりした。


「どした?おまえ?」


わりと普通にやれるのに。

社会の中に 普通に受け入れられそうなのに。

施設になんかいたりする。

若い 女の子だったなぁ。


不思議だった。

相手の発言すべてを

ハイ だとか。

肯定的にしか 返事が出来ていなかった。

でも 見た目はちゃんとした普通な感じで。


その世界の中に 自分が

立ち入ることは難しかったなぁ。

何かを 破壊してしまいかねなかった。

漠然と そう感じた。


「どした?おまえ?」


切り出す その 難しさな!

難しいのだ。


立ち入るには ある種のアクティブさ

無邪気故の 無知さ

別の世界だ と

意識しないが故の 奔放さ

そんなモノが必要に思える


意外と。

ぴょん と。

飛び込めたりしちゃう。

きっと そんなタイミングも

あったりやなんかして。


まるで 子供の 遊びみたいにして。


「いーれーてー」


って。

ゴム飛びの 飛ぶタイミング

その子と 一緒の タイミング

まるで 一体に なるみたいに。

それは きっと そんな瞬間なんだ。


意外と。

ぴょん と。

飛び込めたりしちゃう。

昨日までは まるで 見えてこなかった

そんな タイミングがね。

翌日に 不意に判る。

飛び込める タイミングが。

突然に 手に取るみたいに。


そんなタイミングも あったりやなんかして。


波風一切立てないで なんかそんな。


「どした?おまえ?」


の中に普通に。

入っていける。

そんな人間も居るんだ。

仔猫が 狭い生け垣の 自分のねぐらに

普通に 入って行けるみたいにね。


入っていける。

そんな人間も居るんだ。

オリンピックの 水泳の飛び込み

波風立てずば 高得点

あの評価方法だと

まさに 満点


そんな感じで その


「どした?おまえ?」


に飛び込める

不思議な人間も 恐らくは


「どした?おまえ?」


の要素を 持っている。

そうやって だが しかし。

普通に 社会と折り合いも付けている。


そんな 凄い 人間なのさ。




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