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【3】冷え去るkey (エッセイ・ポエム)



自殺だとかいじめだとかヒエラルキーだとかについて。なにげなぁーく、考えている。  


ちょっとね…こぉ、重苦しいテーマで有るけれどもさ(笑)  


ヒエラルキーのピラミッドがあったとして、その底が丸っと抜けたら、それは何だか面白い。  


いじめの原因なんて、様々だが、きっと最初は些細な事なんだろう。  


ピラミッドの、いじめられる側、そいつらが丸っと抜けちゃったなら……  


きっと、しばらくは生き残った方々は。  


満足して快適に過ごすんだろうなぁ。  


○○居ないからすっきりすんなぁ、だとかハッキリと言う奴等も居るのかも知れないよね。  


でも、学生時代なんて退屈なもんだし、すぐにまだ屈折した残虐な椅子取りゲームが始まってさ……  


そして、また、次第に一番下を見下して、問題が生じ始めるのだと思お。  


最初は些細な切っ掛けからだよね。


もしも、そんなヒエラルキー椅子取りゲームがさ、これが、学校の範囲だけじゃなく、社会全体に於いて、物凄い速度で加速したらさ、まぁ、この際、道徳問題とやらは二の次に考えてみようか。  


バカバカと、物凄い速度で、「お前は失格だ、はい、お前の椅子はもう、ありませんよ」 って。そうだよね、世界中で、人口が半分になったとしたら、そりゃ、大変だろうね? 見下していた仕事を支えていた人達が、みんな「はい、失格、お前らの椅子はもうねぇから」って。 


そうやって居なくなってしまったんだから。


暑い真夏に、砂型に溶けた鋳鉄が流れてくるコンベアのラインの人も居なくなっちゃうのだから、溶鉱炉は火を止めてしまうのだろうねぇ、溶鉱炉ってさ、知ってる?あれ、一回止めたらまた火を入れるのにさ、まるまる1ヶ月、かかってしまうのさ。大変だったろうねぇ、いや、そもそもさ、「だったろうねぇ」なんて言っちゃったがね、火が再び入る目処なんて、きっと、そう簡単には立たないだろうねぇ。


真夜中に、一応、社会の中では一部上場だとかの方々がさぁ、たまに嫌な夜なんかあって、痛飲して酔っ払って、割り切れない10÷3(割り切れない思い)を割り切ろうとして、噛んでも噛んでもきれない、せつない、切れない切ないホルモンとかを噛み締めながら浴びるほどに飲んで、その帰路に駅のトイレやら、下手をしたら直接地面に、「お好み焼き」アートを作ってしまってもさ、きっと、誰も掃除をやる人間は居ないのさ。


当然と、それら空白になった仕事場は大変だよね、でも、人件費を上げたくは無いだろうから、企業はきっと、政府とかと協議して、今まで以上の勢いで、外国人労働者やらなんかをどんどんと規制を取っ払って、流入させてしまうだろうねぇ。でもさ、世界中で人口が減っちゃって、しかもその消えた方々が元々は底辺を支えていたのだろうからさ、その流入させようと画策していた外国人の方々も、上層に位置していた方々でさぁ、「私がそんな仕事をやるとでも?」って、そう云う人達だろうからさ、きっと、それも駄目さ。


仕方がなく、企業やら国は、そんな底辺と言われていた方々の、賃金を少しずつ上げてゆく。 


そして、相変わらずの残虐な椅子取りゲームからあぶれた奴等がそんな仕事に流れ着いて、そしてまたヒエラルキーの底辺、見下す側が出来上がって来るのかも知れないさ。 もう、その頃には、そのあぶれだした人材なんて、「音大を出て絶対音感があり…」だの、もう、それは以前の視点だと、ヒエラルキーのなかなかに上の方々かも知れないさ。で、さぁ。 


その頃に、「底辺は自己責任」だとか、「弱い奴等が悪い」だとか、「競争社会」だとか、公然と、こぉ…引っ掛けた眼鏡の位置をさぁ、ビシィっと、直して言っていた方々達をさぁ。 


「敗北者ゾーン」に、皆で座ってさぁ、眺めていたい。 


グロテスクな残虐な


―――もう敗北者なのだから、それは身につまされた話ではなくなっていて、他人事のまるでスクリーンの向こう側や舞台の上なんだよね、―――


そんなショーを、眺めて見たいと思いませんか?ボクはね、眺めてみたいんだよね。  


ずっと昔に、似たような理由で消えていった、大和朝廷とかが倒した「まつろわぬ民」だとかと、こう、お酒を酌み交わしつつね、「どうも、先輩、ボクも破れてしまいましたよ、だからあなた達の後輩です、あ、酒持って来ました、未来の世界のブランデーって奴です、強いですよ?ささ、まぁ、一杯!」  


なーんて、仲良くやり取りをしながらね、眺めてみたいんだよね。





あの、芸人さんのギャグね。


「オレ、死のうかな?」

「いやいや、俺が死ぬよ。」

「いやいやいやいや、俺でしょやっぱ!」

「いや、待てお前ら…俺って選択肢もあるぜ?」

「ぼくもー!」

「わたしもー!」

「先生もー!」

「本官も!(警察)」

「吾輩も!(作家)」

「なら、ワタクシも!(政治家)」


アレに誰も突っ込みを入れなかった。

最後に「どうぞどうぞ!」と。

一斉にやらなかった世界だよね。


そんな世界は悪趣味の極みだけれどもさ。


ねぇ、キミ。

今の例え話とさ。

今の社会とさ。


何か、大きな違いは見当たるかね?




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