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ボスは雑魚とは格が違う……?

 ボスエリアに突入した。勿論俺の居場所が完全にバレているからだ。うん、もう誤魔化してもしょうがないだろ。

 警戒されてるのにドレインなんてして喧嘩売ったら確実に攻撃を仕掛けて来るに決まっているし、森の中で駆け回りながら犬と戦闘なんてこっちの体力が保たない。正面から喧嘩売った方がまだマシだ。

 ボスエリア内とは言え視界の確保が出来れば防御も回避も楽になる。俺に攻撃さえ当たらなければ格上相手でも倒せる。その特徴があったからこそ、ドレインだけで森の攻略に乗り出そうと思えたとも言える。



 ボスが足を踏み出す。牙をむいた警戒の表情で睨み付けて来るボスを、剣を構えて観察する。

 敵のバーは今までの敵より圧倒的に多く、俺の貯めに貯めた青バーに近い長さがある。

 そんなボスだが、唸り声は上げているものの今の所魔法は使っていない。息から自然に出る謎物質を垂れ流しているだけだ。それも勿論順次ドレインしているので俺にダメージは全く入っていない。普通なら謎物質放出タイムも辛い攻撃なんだろうな。


 謎物質をドレインしていても敵のバーの減り具合には影響はない。集団戦時にも個々へのドレイン速度は変わらなかったのでドレインを掛けた個体数だけ毎時のドレイン総量は増えるのは確定だ。

 ボスエリアは60m四方程度でボスとの距離は40m。今のドレイン可能範囲は指向性ドレインのみ60~30mまで伸びて遠距離ドレイン威力になっている。ドレインは順調に成長している。


 と、20秒程度で謎物質放出は終了したらしく、ボスが動き出した。

 俺の周囲を回るように右へ行くので、ボスの進行方向とは逆に広場へ出るようにしつつ距離を保つ。小走りでボスが近付いて来たのを、下がりつつ迎え撃った。

 牙を剥き出しにしてガバリと口が開いたのを見て、慌てて下顎のすぐ横をすり抜け距離を開ける。


 ゾンビである事とその巨体の為に、動きが本物の犬よりも幾分遅い。思ったより楽に戦えそうだ。

 ボスはすぐさまこちらに向き直る。魔法発動音が立って条件反射で横に回避。犬の前に赤い光が生まれる。火球と解った時にはすでに打ち出されていて、解ると共に目の前には犬。足を上げる巨体。後ろで弾けた火の粉が当たるのにも構えずボスの前足をぎりぎりで避けた。



「火球おとりに使って来るとかっ」



 つい愚痴を零しつつ距離を取る。

 近距離にも来たので骨1体分は減ったか。やっぱり近付かないと遅いな。


 また唸り始めた犬に、背後を狙って近付く。意外にも顔だけを向けて来るボス。

 そう言えばゾンビの咆哮は無防備そうだったな。ウボァって言って突っ立ってるだけだった。

 RPGのフルボッコタイムのようなものか。まあモンスターの生態は謎だがそっちがそれでいいならこっちはボコるだけだ。


 では、大変失礼いたしまっす!

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