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闇色トワイライト  作者: 冷奴
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序章

ご都合主義の拙いものですが気長に生ぬるく見守っていただければ幸いです

僕は不幸だ


 どれくらい不幸かというと

 道を歩けば必ず犬に噛まれ、不良に絡まれる

 楽しみにしていた遠足も修学旅行も季節外れの台風で散々だった


そんな不幸な僕にも幸せはやってくるらしい。

なんと、憧れの恭子ちゃんをデートに誘うことに成功したんだ。

 一瞬夢かと思った。どうせ駄目だからと思って思いきって告白したあの日。

 恭子ちゃんのちょっと困ったような顔に落胆しかけたが、ゆっくりと笑みを浮かべながら彼女の口は


「良いよ」


そう告げていた

身に起こった嘘みたいな事実に一瞬訳がわからなくなっていると、恭子ちゃんは笑いながら手を握って来てよろしくって言ってきたんだ。

そのちょっとはにかんだような笑顔は小さな花みたいに綺麗だった


 その恭子ちゃんとの初デート

 目覚ましが壊れるのなんていつもの事だ

 だから、五つもかけた

 どんな事故が起きても良いように二時間も前に家を出る

 天気予報は晴れだった

 怖いくらいに順調だった

 不幸なんて忘れるくらいに僕の心は浮いてたんだ


 ニュース速報で隕石が落ちてくるって聞くまでは



 あの日から世界は一変した


 隕石の規模は中程度。軌道さえ間違えなければ太平洋のど真ん中に沈む予定だった

しかし、運命の悪戯か神の遺志か隕石は軌道を大きく外れ日本上空へと向かう

焦った政府は急遽日本上空成層圏に入る直前で隕石を爆破する事になった


爆破は上手く行ったが隕石は流星雨のように未知の物質を撒き散らし

小さくなった隕石はひとつの町を地図上から消した


やっぱり、僕は不幸だ

亀進行なのでゆっくりと待ってください

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