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ソート・オブ・テオス  作者: どうも
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プロローグ

神は実在する。

世界を最も愛し、世界に最も愛された男はそう言った。男は

「私は神を見た。神は私を見るなりこう言った。今後100年ごとに1人新たな神が誕生する、と。神はそれ以上何も言わなかったが、私はこう思う。神は実在し、また生まれる物だと」

世界中の人々が彼の言い分を聞きその多くがそんな馬鹿なことがあるはずがない、と彼の言い分を否定した。彼は世界から愛されてはいたが流石にこのオカルト染みた話を信じる者は少なかった。しかし、彼がこの発言をしてから百年後。神は人々の前に姿を現した。人々は現れた神にこう言った。

「あなたが神というならわたしたちの願いを三つ叶えなさい」

神は首肯し、人々が言う願い三つを叶えた。一つ目は死者を生き返らせること。二つ目は不老不死にすること。最後は、人々に永遠の富をあたえること。三つの願いを全て叶えた神は人々から神と呼ばれるようになった。人々はその次の神にも同じように三つの願いを叶えさせた。その次も。そのまた次も。人々は神に三つの願いを叶えさせた。しかし、最初の神の誕生から九百年後のこと。新たに誕生した神は人々の三つの願いを叶えることはなかった。神は自分に願いを叶えろという人々を一人残らず撲殺した。人々はこれに激怒し、神と対立した。人々はありとあらゆる手段で神を殺そうとしたが、神には傷一つ付けることさえ出来ず、人々は殺されていった。神を殺すことが出来ないと判断した人々は神を殺すことを諦めた。以後、人間を一人でも殺した神のことを堕神と人々は呼んだ。

こうして、人々と神の対立が始まった。これが全ての物語のはじまり。

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