最近のトレンド等の考察など……
完全にチラシの裏ですが、「小説家になろう」
現在のトレンドなんかを考察してみたいと思います。
まず、大前提として主要なターゲット層が10代で有ること。
次に作者が素人で有ることが考えられますが、一度ランキングでヒット作品が出ると
同じような舞台、同じような設定の小説が雨後の竹の子のように乱立する形になります。
一例をあげると、「異世界迷宮で奴隷ハーレムを (蘇我捨恥)がヒットした頃からダンジョン系スキルステータスの小説が爆発的に増えました。
また、恋愛ジャンルで
謙虚、堅実をモットーに生きております! (ひよこのケーキ)などがヒットすると漫画やゲームなどの
悪役系ヒロインへの転生モノが爆発的に増殖しました。
この現象は、先の大前提で作者が若く素人ゆえの二番煎じや安易な設定への
傾倒が考えられるのでは無いでしょうか?
確かに、「ステータス」や「レベル」があるとどれだけ強くなったのかが一目で分かるため
文章を弄せずに状況を伝えることが出来ます。
WEB小説を読もうと能動的な行動を行うユーザーなら「中世ヨーロッパ」と表現すれば
大体の背景が想像できてしまうため、これももはや鉄板となっています。
もちろん、細かい設定は各々特徴を出そうとされているのですが、根本が酷似しているので
差別化が難しくなってしまいます。
ただ、これらがすべて悪いと言いたいのでは無いんです。
実際、素人に矛盾の無い舞台設定や時代背景を作成、描画しろというのは
大変難しいことだと思いますし、これまでに発表された商業誌、既存のWEB小説が
ある中で独自の設定を考えろと言うのはこんなんだと思われます。
プロでも数多く二番煎じの小説や、模倣で回収になった小説が数多く見られ、
店頭でざっと見てもハンコで押されたような小説があふれています。
その中で自分も小説が書きたい!と積極的に発表される作者方には敬意を表しますが、
人気のある作品の模倣で評価され自尊心を満たしたい心の成長が遅れている作者が
散見されるのがとても悲しく思います。
まあ、確かに小説を書くからには多くの人に読んでもらいたいと思うのは当然ですし、
自分の書いた小説が評価され、あわよくば書籍化……なんて夢見てしまうのも分かります。
実際に作品を発表していないお前に言われたくない!と言われればそれまでなのですが、
是非、小説を書く際には根本部分で特徴の出る意欲作を発表して欲しいと願っております。
なんで、こんなこと書いているかというと、現在一日で30~50作品の更新を平行して
読んでるため、ぶっちゃけ、特徴が無い作品だと物語がゴチャ混ぜになってストーリーが
わけわからなくなってしまうという、非常に私的な理由からです。
自分の作品は他とは違うぜ!!という、作者様がもしお立ち寄りでしたら、
是非、是非に!御一報ください。謹んで拝読させて頂きます。