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終わりの序章

 まぶしい光の中、ゆっくりと目を開けた俺の前に映った光景は、俺を感嘆させるには十分すぎる光景だった。そこは、中世ヨーロッパを連想させる街並みでここは門のところだろうか、目の前に数十mはある鉄製の門がある。

「こ、ここはどこなんだ?」

「私たちを返してぇぇぇ」

「くそっ、なんだってんだよ!」

など、困惑や怒り、悲しみの声が広がっている。まぁ、当たり前の反応だ。かくいう俺だって困惑している。さっきまでホールに座っていたのに、瀬沼が何か言ってから目の前が暗くなって、気が付いたらココにいた。そして、俺たちギャラリーを実験台モルモットとか言ってた・・・。ついでに、4年前の事件の薬だって瀬沼が作っていたものだ・・・。てことは、これも瀬沼の薬の影響か?ならコレは幻覚作用?そう思ってほほをつねるが痛み以外何も起きない。ならこれは現実世界・・・なのか?そう思っていたら門の前に、高さが5mはあるであろうローブを羽織った、それこそ幽霊みたいなモノが突然出てきた。

「な、なんだよコイツは!」

「なんでもいいからココからだしてぇぇ!」

謎のモノの出現により、より一層恐怖がこの場を支配する。そして、謎のモノが固まっている俺たちに、まるで神の啓示を伝えるかようにゆっくりと、そして静かに告げた。

『我は、ここに封じ込められ死んでいった者たちの魂の集いである。敢えて名前を付けるならば、警告者。そして我の使命は、瀬沼に理不尽がまかり通る残虐で暴虐な世界に封じ込められた魂に、警告を言うこと。我が言う警告とは、死にたくなければ強くなれ。そしてここからはるか遠いところにある魔宮に眠れし者を殺すのだ。そうすれば汝らの魂は在るべきところへと戻るであろう。そうして、死んだ者は成仏ができるのだ。だが、戦う勇気がないものは街で暮らせ』

そういって、警告者と名乗ったモノはどこかへ消えていった。しかし、わけがわからない。強くなれ?魔宮にいけ?なんなんだよ。周りも困惑の色が濃くなってきてるし。

ゴアアアアアァアァァ

「!?」

突然壁の上から獣の咆哮が聞こえた。俺やみんなが上を見るとそこには・・・戦場カメラマンの荻野さんを握っている巨大な猿らしき獣は座っていた。猿といっても、ソイツは腕が4本あり、毛の色は黒。そして変な模様が入っている。頭には角も生えている。まるで悪魔みたいな猿だ・・・。荻野さんは、その猿の腕の中で必死に抜け出そうとしているが、猿が掴んでいるため身動きもとれない。そんな荻野さんを嘲笑うがごとく、その猿はニタッと笑ってそのまま上半身を喰らった。もちろん血はあちこちに飛び散ったよ。そして猿は残った下半身を俺たちの目の前に落とした。

「ひぃ!?」

「うわぁぁぁ!!」

みんなが一斉に悲鳴をあげた。中には吐いた人や失神した人もいる。そんななか俺は、吐き気を抑えながらあの猿をずっと見ていた。すると俺と目が合った猿は俺に向かってさっきと同じ咆哮をした。

「ぐっ・・!?」

凄まじい迫力に俺はしりもちをついてしまった。それでも俺は猿から目を離さずに、今度は睨んでやったよ。すると、睨みつけが効いたのか、単に眼中になかったのか、飽きたのかは分からないが踵を返して壁の向こうに姿を消した。

「・・・はぁ、命拾いしたなぁ・・・」

そう言って、荻野さんの下半身の前に向かった。そして、俺は手を合わせてこう誓った。あの猿は必ず狩ります。なので安心して寝ていてください。手を合わし終えたらその下半身を持って、土のあるところに埋めて木の棒を立てて、簡易な墓を立てたよ。もちろん、周りの目線は異端をみるような目線だったけどね。それを気にせず俺は、武器が置いてある小屋へと向かい、両刃直剣ロングソードを手にした。その他にもダガーナイフを持って外に出ようとすると、ドアの前に人が立っていた。その人物は、俺の友人である斎藤翔だ。

「よう斎藤。俺を止めにきたのか?」

「あぁ、そうだよ。あんな危険な場所に友人を送り出せるかよ!」

こんな斎藤を見るのは初めてかもしれない。少しうれしい気持ちもあるけど、それは隠して俺は言う

「でもよ、誰かが行かないといけないんだ。こんなかの誰かがよ。前にここに連れてこられた人もいるかもしれない。その人たちは死んでるかもしれないんだ。だったら行くしかないだろう。」

そい言っても、まだ俺を出そうとしない。こんなに頑固だったけなー

「俺は別に死ににいくわけじゃねぇ。ただ、魔宮に行ってラスボスをぶった斬りにいくだけだ。だから、そこを開けろ」

俺も普段は見せない口調で斎藤の説得を試みることにした。その甲斐あってか

「ほんとうか?」

「ほんとうさ。だから、な?」

「しょうがない。わかったよ。でも死ぬな」

そう言ってくれたぜ

「おう」

俺はそう言って、斎藤と拳を合わした。

俺が小屋から出ると、全員こっちを振り向いた。・・・まぁ、悪くはない。それでも無視して門まで歩いていくことにした。めんどくさいしな。そして、とうとう門の目の前にきた。しっかし、こんな状況でも緊張はするんだなぁと思った。だってすんげードキドキ鳴ってるもん俺の心臓。そんな感じになってると、後ろから叩かれた

「こら!今から危険な場所に出向こうとしてる人間がそんなんでいいのか!」

言わずもがな斎藤である。

「いたいんだよ!てか良いんじゃんか!!」

「ふっ・・・門は開けてやるよ。それに、」

俺の話をスル―しやがったよ、こいつ。くそう

「それはありがとな。で、それに?」

「それに、心に整理がついたら俺も外に出るよ」

「そっか・・・なら、その時までに強くなっとかないとな」

お互い笑いあったよ・・・。そして、斎藤の手により門が開けられた。その向こうに狼みたいなモンスターが数匹こちらを見ていた。俺が歩き出すと同時にそいつらは一斉に俺に向かって飛び掛かってきた。

「悪いな。まださっきの大猿のほうが・・怖かったよ!」

そう言いながら狼みたいなやつらをまとめて叩き切った。良かった少し剣道やってて、ありがとう剣道。そして、後ろを振り向いて、斎藤を見てニコっと笑みを作り、そのまま踵を返して走った。そう強くなるために・・・。

どうも忙しくて今にも倒れそうな藍那珂コウです。

いやぁ、やっぱり色々やるってのはダメですねぇ。マジで倒れそう(苦笑)


それはそれとして、今回の話はやっぱり駄作になりました。ポンポン書いてたらやっぱり駄作になりました。ダメですね(笑)

まぁ、次はいいのが書けそ(ry

ふぅ、にしてもこういう系は書くの苦手かもしれませんねぇ。なにか、こう、書いてるとウダァァってなって手に負えなくなる時もあったりなかったり(おい)

でも、見てくれてありがとう。頑張って書き続けるぜ←


やっぱり最後がなんかなぁー

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