表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

77/78

誓い

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

厳かなパイプオルガンの音が鳴り響く。


大きな扉が両側に開いて、私はお父様と共にバージンロードをゆっくりと歩き出した。


重いドレスも周りの参列者の注目も気にならない。


バージンロードの先にいるルークだけを見つめて歩いて行く。


ルーク、どんな顔してるのかな。


ベールが邪魔で表情がよく見えない。


泣いてないといいけど。


やがてルークの元に辿り着き、ルークが私に向かって手を差し出す。


私はお父様から手を離し、ルークの手を取った。


「アンジェ、とっても綺麗だよ」


「ルークもすごくかっこいい」


小声でルークが褒めてくれるから、私も思っていたことを言った。


コホンと司祭様が咳払いをして、話し始める。


「新郎、ルーク=フォード、新婦、アンジェ=ウィンライト、汝らは富める時も貧しき時も互いに支え合い、共に寄り添うことを誓いますか?」


「「はい、誓います」」


真っ直ぐに司祭様を見て答える。


「それでは誓いのキスを」


ルークが私に向き直って、そっとベールを上げた。


ゆっくりルークの顔が近づいてきて、私はそっと目を閉じた。


「ここにお二人が夫婦となられたことを宣言します」


周りから拍手が沸き起こる。


フラワーシャワーの花びらが舞う中、バージンロードを今度はルークの腕を取って歩いて行く。


お姉様もお兄様もみんな嬉しそうだ。


お父様は泣きそうだがなんとか持ちこたえたようだ。


あ、お師匠様だ。


ルークのことでは一番お世話になりました。


様々な思いを胸に無事結婚式を終えた。


「お二人ともお疲れ様でした」


控え室でマリアが飲み物を出してくれる。


ありがたい、緊張で喉がカラカラだった。


果実水を飲んで一息つくと、ルークが私の周りをウロウロしているのに気がついた。


「ルークどうしたの?」


「アンジェのウェディングドレス姿が可愛すぎて、どうしたら記憶に焼き付けておけるかなって」


ルーク、結婚式が終わった途端いつも通りだね。


「ああ、画家を呼んでおけばよかった」


ルークは頭を抱えるが、こんな重いドレスで何時間もポーズをとるのは勘弁して欲しい。


「今日のことはずっと忘れないから大丈夫よ。ドレスも飾っておけばいいじゃない」


「そうだね。オレもずっと忘れないよ」


なんとか気持ちを切り替えてくれたらしい。


「お二人とも、そろそろ公爵家でのパーティに移動をお願いします」


マリアが移動を促す。


「ルーク、私達も移動しようか」


「う〜ん、まだアンジェのこの姿を独り占めしていたかったけど仕方ないか」


そうして私たちは馬車で公爵家に向かった。






読んでいただきましてありがとうございました。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

よければ評価ブックマークもお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ