そして結婚式
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
私は今、ラスティさんの作ったウェディングドレスに身を包み、花嫁用の待合室に座っている。
隣にはお母様が座り、お父様はさっきから部屋の中を熊のようにウロウロしている。
お姉様の結婚式の時もこうだったのだろうか。
さっきまで緊張していたが、私より緊張しているお父様を見ていると逆に冷静になってくるから不思議だ。
ルークはすでに大聖堂に入っていったらしい。
今日の結婚式は王族も参加されるのでお姉様にも見てもらえるのはとても嬉しいが、同時に王様や王妃様もいると思うと緊張していたのだ。
その緊張もお父様のおかげですっかりほぐれたが。
「ハンス、少しは落ち着きなさいな。まるで熊のようよ」
「ぶっ!」
お母様も同じこと思っていたなんて。
「ひどいな2人とも」
「ごめんなさい、お父様」
「国王の見てる前で、バージンロードをアンジェと歩くんだぞ。そりゃあ緊張するだろ」
「そうね、あなた。でも国王の前でバージンロードを歩くのは2回目よ」
「そうだな」
「なかなか、国王の前で2回もバージンロードを歩く人はいないんじゃない?」
「確かにそうだな」
「そう考えると王太子妃を送り出したんだから、次期公爵夫人なんて余裕だな」
いいぞ、お母様。
「そうですよ。お父様。たかが次期公爵夫人ですよ」
お父様が落ち着いてきた。
「奥様、席にお戻りください。まもなく始まります」
神官がお母様を呼びにきた。
「はい、今行きます。それじゃあ、アンジェ、あとでね」
華麗なウインクを決めてお母様は席に行ってしまった。
「お父様、まだ緊張してますか?」
「いや、だいぶ落ち着いたよ」
確かにウロウロせずに座っている。
「実は私、ずっと自分の容姿に自信が待てずにいたのです」
「そんな!アンジェは、世界一かわいいぞ」
「ありがとうございます。お父様や家族のみんなが可愛がってくれているのを疑ったことはないのですが」
「でも、最近はやっと自分に自信が持てるようになってきたんです」
「そうか、良かった」
「そして今日、ラスティさんのドレスを着て、最強の気分です。私でも、いや私は美しいと思えるんです」
「アンジェはいつもかわいいが、今日は最高に美しい」
お父様が胸を張って言ってくれるのがたまらなく嬉しい。
そこに神官が私達を呼びにきた。
いよいよ入場だ。
「さあお父様、参りましょう。あなたの娘、アンジェ=ウィンライトを全員に見せつけてやりますよ」
「もちろんだ、アンジェ。美しい私の娘」
そして私はお父様の差し出した手を取って立ち上がった。
読んでいただきましてありがとうございました。
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