お父様と
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
今日はお父様と1日過ごす日だ。
この日の為に忙しいお父様も、休みをもぎ取ってきたそうだ。
ルークが裏からも休めるように画策してくれたらしいが深く聞かないでおこう。
私は早く起きて、お父様とのランチを手作りしている。
もちろんちゃんと料理人監修のもと、スモークサーモンとチーズのサンドウィッチとスモークチキンのサンドウィッチだ。
デザートはいちごのタルト。
全てお父様の好物である。
実はさっきからお兄様が何か言いたげに時々厨房を覗き込んでくるが、目が合いそうになるとサッと逃げるのだ。
何か言いたいことがあるなら言えばいいのに。
そして私は馬車でお父様と釣りにやってきた。
領地の川釣りだ。
「アンジェ!見ろ!大きい魚が釣れたぞ!」
「お父様!すごいです!」
父は元々釣りが好きで、私も小さい頃はお兄様と共に時々連れてきてもらっていた。
父はなかなかの腕前らしくさっきからどんどん釣り上げている。
今日の夕飯には十分だ。
ちなみに私も3匹ほど釣り上げた。
「そろそろ休憩かな。アンジェ、ランチにしようか」
その言葉待ってました。
「お父様、今日のランチは私が作ったんですよ」
魔法バッグから敷物、ランチバッグ、ティーセットを取り出す。
「え?アンジェがわざわざ作ってくれたのかい?」
お父様嬉しそう。
「さあ、どうぞ。お父様のお好きな具材のサンドウィッチですよ」
お父様はサンドウィッチを持ったまま泣きそうになっている。
しかしさっきから外野の視線がうるさい。
兄とルークがずっと物陰からこっちを見ているのだ。
気づいてないと思っているのだろうか?
「お父様、私、ちょっとお手洗いに行ってきますね。
ゆっくり食べててくださいね」
そう言って、こっそりルーク達に近づく。
「ちょっと!なんでついてきてるの?」
私はルークとお兄様に詰め寄った。
「ア、アンジェ!ほらやっぱり見つかっただろ!オレはやめとけって言ったんだよ」
「でもアンジェ、やっぱり心配で。それにアンジェの結婚前の思い出の場面をこの目で見られるチャンスだし」
そっちが本音か。
お兄様はともかくルークは確信犯だ。
「もうっ、お父様に見つかったらどうするのよ」
「そしたらみんなでアンジェの作ったランチを楽しもう」
私は頭を抱えた。
「とにかく、コレをあげるからお父様に見つからないうちに帰って」
私は魔法袋から余ったサンドウィッチを取り出した。
「これは!アンジェの手作りサンドウィッチ!」
ルークの瞳が輝いた。
「早く帰ってね」
私は急いでお父様のところに戻ったら。
「お父様、お待たせしました。サンドウィッチのお味はいかがですか?」
「アンジェ!すごく美味しいよ。私の好きなものばかりだ」
「良かった。デザートのいちごのタルトもありますよ」
「アンジェみたいな娘を持って私は幸せだよ」
お父様は涙を浮かべながら言った。
「私もお父様の娘で良かったです」
紛れもない本当の気持ちだ。
転生してきた先がウィンライト侯爵家で良かった。
食後もまったり2人の時間を楽しんで家路に就いたのだった。
ちなみに釣った魚は夕食時に家族と使用人達で美味しくいただきました。
読んでいただきましてありがとうございました。
引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。
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