日常②
多忙のため投稿1日あいてしまいました。昨日投稿待ってて下さった方すいません。
できる限り投稿しますので、これからもよろしくお願いします。
次の日、ルークと私はフォード領の冒険者ギルドを訪ねた。
ギルドに入ると受付にメリンダさんがいたので、ハロルドさんに話があると告げると、2階に案内してくれた。
「今日はどうしたんだ?」
ハロルドさんが部屋に入ってきた。
「こんにちは。今日はお願いがあってきたんです」
私はテーブルの上にポーションの入った瓶を置いた。
「このポーションを冒険者ギルドで販売してもらえませんか?」
「これは、討伐で話題になったポーションじゃねえか?」
「はい、私が討伐で使っていたポーションです」
私はハロルドさんに、サニーが冒険者でいっぱいになっていること、冒険者ギルドで販売してほしいと言うことを伝えた。
「まさか嬢ちゃんのところの店だったとは。こっちとしては、少しでも冒険者の生存率をあげたいから、ポーションを置いてもらえると正直助かるよ」
「いいんですか?」
「現場の方にも聞いてみるが、多分大丈夫だろう。どれくらい納品してくれるんだ?」
ハロルドさんはメリンダさんを呼んで、どのように販売するか、値段をいくらに設定するか、輸送は誰がどのようにするか、と言うようなことを私達を交えて話し合った。
話し合いの結果、ギルドでポーションの配送と販売をしてくれる代わりに売り上げの一部をギルドに渡すことで話がまとまった。
こちらとしても販路が拡大するし、お店が落ち着くしありがたい限りだ。
他の大きな街の冒険者ギルドにも話を通してくれるらしい。
帰ろうとした時、依頼が貼り出された壁が目に入った。
「また依頼も受けてみたいな」
「ああ、また2人で冒険者をしてみよう」
もしもルークも私も貴族じゃなかったら、早々に冒険者としてパーティを組んで活動していただろうか。
それはそれで面白い人生だったかも。
「何笑ってるの?」
「なんでもないよ」
私はルークの手をとって冒険者ギルドを後にした。
次の日、私は我が家の厨房にいた。
ルークの領地で買ったスパイスであれができないか試すためだ。
そうカレーである。
今世では食べられないと諦めていたのに、スパイスに出会ってしまったのだ。
むしろなぜスパイスがあって、カレーに出会わなかったのか不思議だ。
私は前世でカレーを作る時はルウしか使ったことはなかったが、母はスパイスを炒めていた記憶がある。
確かコリアンダーとターメリックとクミンだ。
スパイスとにんにく、生姜、玉ねぎのみじん切り、鶏肉を炒めていく。
いい香りだ。
トマトも入れてみよう。
バターでコクを出すのも忘れずに。
「なんだうまそうな匂いがするな」
「あ、お兄様!」
カレーの匂いに誘われてお兄様がやってきた。
「何を作ってるんだ?」
「カレーですよ。お兄様」
「カレー?」
この世界でカレーというのかは知らないが、少なくとも私の中ではカレーだ。
「スパイスとお肉を煮込んだものだよ」
「すごい色だけど大丈夫なのか?」
「出来上がりを楽しみにしてて」
しっかり煮込んで完成だ。
まだまだ改良の余地はあるが、まぁ試作品としてはなかなか良いんじゃないか。
せっかくなのでランチにお母様とお兄様に出してみた。
ナンではなくパンにつけてもらった。
「なんだこれ?初めて食べる味だがうまい!」
「本当だわ。美味しい。なんだか癖になる味ね」
うん、結構美味しくできた。
次はライスが欲しいなあ。
後日、お兄様が第一騎士団でルークにカレーのことを自慢したらしい。
「どうしてオレより先にアレンが食べるの?」
と言われてしまった。
前回は試作だったからルークにもちゃんと作ると約束してやっと納得したが、今度から新しいものを作る時はルークも必ず誘おう。
読んでいただきましてありがとうございました。
引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。
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