日常
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
1ヶ月の公爵家生活が終わり、またウィンライト侯爵家に戻ってきた。
結婚式が1年後に決まり、周りは準備で大忙しだ。
ドレスはもちろんラスティさんに頼むらしい。
デザインの希望を聞かれたが特にないので、お母さまとサラ様に任せておいた。
あの3人に任せておいたら間違いないだろう。
お母様たちも張り切ってるし、これも親孝行かな。
そう言うわけで周りは大忙しなのだが本人は意外と暇である。
「アンジェ、きたよー」
いつもの気軽さでルークがやってきた。
「ルーク、いらっしゃい」
「ルーク様、今お茶をお待ちします。ごゆっくりどうぞ」
いつものようにマリアがお茶を用意しに行く。
「今日はね、1ヶ月お疲れ様の意味も込めてプレゼントを持ってきたよ」
「プレゼント?」
そう言ってルークが渡してくれたのは、辺境伯領で見た雷の魔石だった。
「これは!もしかして辺境伯領で見た…」
「そうだよ、いつも頑張ってるアンジェにご褒美だよ」
「ルーク…ありがとう。すごく嬉しい」
あの時買っておけばと後悔していたところだ。
さすがルーク、私の欲しいものをわかってくれる。
ああ、雷の魔石で何を作ろうかな。
「アンジェ、今日は何する予定だったの?」
「久しぶりに店にでも行こうかなって思ってたよ」
店はジェイド達に任せて何かあったら連絡をくれるよう伝えてあるが、たまには様子を見たい。
「じゃあオレも行くよ。一緒に行こう」
そうして私たちはサニーへと向かった。
サニーに近づくと何かの行列が見えた。
なんだろう?
どこかで安売りでもやっているのかな。
しかし行列に近づくにつれ、それがサニーに並んでる人々だとわかった。
「え?なんでこんなに並んでるの?」
慌てて裏口から店に入ると店内はごった返していた。
「え?どうしたのこれ?」
「あ、オーナー。いらっしゃい」
ジェイドが振り向く。
「どうしたの?こんなに混んでるなんて」
「いやあ、最近は午前中はいつもこんなものですよ」
「もう少ししたら一段落するので」
ミリーも答える。
「とりあえず、手伝うね」
私とルークは奥から在庫を運んだり、並べたりを手伝った。
しばらくすると、あんなにいたお客さんがピタリといなくなった。
と言うより、ポーションの在庫がなくなったのだ。
「とにかくどういう状況か説明して」
ミリーに店を任せて、私とルークは奥で話を聞いた。
ジェイドの話によると、この間の討伐以降ポーションの効き目が口コミで広がり、各地の冒険者が買いに来るようになったとのこと。
冒険者は大体開店前から並んで、その日のポーションが売り切れるまで混雑が続くので、ポーション以外のお客様は午後に来るらしい。
「うーん、そんなことになっていたとは」
「冒険者も色んな領地からわざわざ買いに来てくれるので、売り切れると申し訳なくて」
うちの店に来なくてもポーションを買えればいいってことだよね。
「そうだ!冒険者ギルドにポーションを置いてもらえないか聞いてみよう」
そうすれば依頼を受ける時に買えるし冒険者は助かるよね。
「ただ、ギルドの職員さんが大変になっちゃうかも…」
「そうだね、とりあえず明日にでもハロルドに聞いてみようか?ハロルドならこっちの事情もある程度知ってるし」
「そうだね、そうしてみよう。ジェイドもう少し頑張ってくれる?」
「はい、よろしくお願いします」
そのあとしっかり従業員をねぎらって、私たちはサニーを後にしたのだった。
読んでいただきましてありがとうございました。
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