婚約者をお披露目です
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
ラスティさん達が帰った後、サラ様から婚約披露も兼ねた夜会を1週間後に行うことを聞いた。
以前から夜会の話は聞いていたので、いよいよと言う感じだ。
未来の嫁として苦手などと言わずに、しっかり社交も頑張っていこうと思う。
当日、私はできたばかりのドレスに身を包み、にこやかな笑顔を貼り付けて、ルークと公爵夫妻と共に挨拶を繰り返していた。
ミーシャやお父様とお母様も来てくれたけど、なかなかゆっくり話す時間がない。
お兄様はいつものように女性に囲まれているらしい。
「そろそろダンスだ。挨拶お疲れ様、1曲踊ったら休もう」
音楽が流れ始め、ルークと一緒にダンスへと向かう。
「さっきも言ったけど、そのドレスすごくよく似合ってるよ」
「ありがとう、ラスティさんは素晴らしいデザイナーね」
今着ているのはオフショルダーの薄いブルーのドレスだ。
スカート部分には薄いレースが重ねられてそこにはキラキラと星のような金色の刺繍が入っている。
腰に巻かれた紺色の幅広のリボンは左腰の辺りでお花の形に結んである。
腰から上は大きなフリル状になっていて上品だ。
オフショルダーなので大きめのゴールドのネックレスが映える。
ピアスはもちろんルークとブルーでお揃いだ。
曲が終わりやっとミーシャのところに行くことができた。
ルークは第一騎士団の団長さんを見かけたので、挨拶だけしてくると行ってしまった。
「ミーシャ、1人にしてごめんね」
「いいのよ。今日はアンジェは忙しいのはわかっていたもの。顔を見られただけで嬉しいわ」
「ありがとう。何か飲む?」
2人で久しぶりに会えたことを喜んでいたら女性達の声が聞こえてきた。
「あの方がルーク様の婚約者?大したことないわね」
「あの程度なら私の方が美しいのに」
「そんなに胸もないわね。私の方が大きいわ」
これはもしかして前世の令嬢ものでよく見た貴族の陰口じゃないか?
ほぉ、本人に聞こえるように言うのがポイントだね。
「何?あの人達!アンジェの方がキレイに決まってるわ」
「ありがとう、気にしてないから大丈夫よ」
ルークは人気者だなくらいにしか思ってないから大丈夫だ。
しかしわたしの周りはそうでもないらしい。
「誰が誰より美しいって?」
「あ、ルーク」
ルークがいつの間にか令嬢達の後ろで黒いオーラを放っている。
「お前たちみたいな、化粧で飾り付けなければまともに鏡も見られない女達がよくも言えたもんだな」
あ、辛辣。
「デブが胸が大きいのは当たり前だろう?それにオレがいつ胸が大きい女が好きだと言った?むしろ嫌いな方だが?」
「人の家に来て、身の程知らずの悪口しか言えないなら、さっさと帰ったらどうだ」
あ、もう令嬢さん達泣いちゃいそう。
「ルーク、言い過ぎだよ」
「アンジェ、ごめん…。ついむかついて」
ルークがしゅんとする。
令嬢達は注目を浴びて、目に涙を溜めて顔を真っ赤にしている。
「皆さん、ごめんなさいね」
「い、いえ、こちらこそすいませんでした」
3人は頭を下げてそそくさと去っていった。
「アンジェ、あんな奴らに優しくしなくていいのに」
「そうですわ、アンジェ。彼女たちの自業自得です」
「まあまあ、せっかくの夜会だから。私も気にしてないしね」
「アンジェがいいなら今回は許すけど、嫌な思いをしてほしくないんだ」
「全然嫌な思いとかしてないけど?」
ルークは昔から私のことになると度が過ぎるからなぁ。
私が止めないと。
「ほら、せっかくの夜会なんだし楽しもう。そろそろお兄様も救出してあげようかな」
「そうだね。正直アレンはどうでもいいけど、アンジェがそう言うなら行くか」
ルークとお兄様のところへ行って
「少しお兄様を借りてもよろしくて?」
とにっこりして言うと周りの令嬢たちは快くお兄様を解放してくれた。
「お兄様お疲れ様でした」
「ほんと疲れた…。アンジェ、ありがとな。このままアンジェに会えずに終わるのかと思った」
「別に会えなくてもいいんだけど」
「ルークお前、相変わらず冷たいな。アンジェのドレス姿を見ずに帰るなんて来た意味がないじゃないか」
「まぁ、それはそうだね」
「完全に同意ですわ」
シスコンのお兄様はしょうがないとして、ミーシャ、あなたはおかしな方向に目覚めないでね。
読んでいただきましてありがとうございました。
引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。
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