お師匠様に報告だ
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
「お師匠様〜」
「な、なんじゃいきなり」
お師匠様はウィンライトの冒険者ギルドの離れに住んでいる。
冒険者登録でテンションの上がった私は、その足でルークとともにお師匠様の家に報告に行った。
「ジャーン!」
私は貰ったばかりの冒険者カードを効果音とともにお師匠様の前に突き出した。
「ついにやってしまったのか…」
「えへへ、それもD級なんですよ」
お師匠様はため息をついて言った。
「ルークは許可したんじゃな」
「はい」
ルークが答えた。
「なぜわしが冒険者登録をさせなかったのかわかるか?」
「大体想像つきます、オレがしっかり言い聞かせます」
どういうこと?
「アンジェ、わしからも言っておく。冒険者というのは死と隣り合わせの職業じゃ」
「はい」
「アンジェの性格では無茶をしかねない。決して1人で討伐に行かないこと。これを守れないなら冒険者は諦めるんじゃ」
「わかりました」
「それを守れるならわしはもう反対せん。どうせもう登録してしまったのだからな」
お師匠様…。
「お師匠様、ありがとうございます」
「まぁアンジェも婚約したことだし、ルークがしっかりやるじゃろ」
「もちろんです。アンジェはオレが守ります」
「それじゃ話は終わりじゃ。食事にでも行くか」
「はい!」
そして仲良く3人で夕飯を食べに行った。
ルークの家に来て2週間が経った頃、サラ様からラスティさんの仕立て屋に頼んでいたドレスができたので試着するようにと言われた。
2週間で出来上がるとか脅威のスピードだ。
部屋に入ると、ラスティさんとお弟子さんがドレスを準備して待っていた。
座っているサラ様の後ろには侍女さん達もいる。
「お待たせいたしました」
「来たな、アンジェ。ラスティ、さっそく始めてくれ」
ラスティさん達と侍女さん達が一斉に私を取り囲み、ドレスを着せていく。
1着目、茶会用のドレスだ。
「わあ、軽い」
着心地が軽くてすごくいい。
「いいな、似合う」
「とってもお似合いですわ」
薄いグリーンのドレスには、色とりどりの花が咲いている。
袖は肘までだが広がってボリュームがある。
「まるで花の妖精ですね」
鏡を見ようとした時、サラさんの声がした。
「よし、次だ!」
次々と立て続けに5着試着したが、どれも素晴らしい出来だった。
特に夜会用のドレスはとても豪華で、それでいてゴテゴテ飾りつけているわけでもなく、体にフィットして動きやすい。
ラスティさんのドレスがとても人気が高いことがよくわかった。
「そういえばこういう時に来そうなルークの姿が見えませんが」
「ああ、あいつがいると終わらないから、仕事でいない時を狙った」
なるほど、さすがルークのお母様。
ルークの性格をよくわかっている。
「ラスティ、どれも素晴らしい出来だ。ご苦労だった」
「本当に素敵なドレスありがとうございました」
ふう、ドレスはとても素敵だったがさすがに疲れた。
「では、次は小物選びだ」
何!?
次だって?
ラスティさんとお弟子さんが靴やアクセサリーなどをどんどん並べ出した。
まだ続くのか…。
読んでいただきましてありがとうございました。
引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。
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