ルーク視点 討伐
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
シンさんに続き魔物の群れに向かって走ってると、隊長が並んできた。
「ルーク、油断するなよ」
「はい」
隊長は普段ヘラヘラしてるがいざとなれば頼りになる人だ。
強さも騎士団全体で父上の次には強いだろう。
まあ、すぐに追い抜いてみせるが。
シンさんが倒す魔物がどんどん周りに跳ね上がっているのが見える。
相変わらずすごいパワーだ。
リリーも女性ながら素晴らしい剣技だ。
オレも負けてはいられない。
スケルトンを薙ぎ倒しながらワイトを目指す。
剣に魔力を乗せてワイトに切りかかる。
ザシュッと手応えがあった。
息つく暇なく、後ろにいたコボルト達を一閃して、ジャンプでトロールの頭から剣を振り下ろした。
ドシンと音がしてトロールが倒れる。
しかし多いな、もう少し雑魚を減らせれば戦いやすいんだが。
魔法隊が遠距離から魔法を撃ち込んでいるが、効率が悪い。
その時、後方からアンジェの声がした。
その途端、魔物の塊後方で大規模な火魔法が起き、かなりの数の魔物が吹っ飛んだ。
アンジェの魔法だ、間違いない。
連続で火魔法が炸裂し、後方の魔物がかなり減った。
「な、何が起こってるんだ?」
アンジェの魔法の威力を知らない騎士団長は狼狽えていたが、オレとシンさんは顔を見合わせた。
「どうやらアイツがきたみたいだな」
シンさんが、ニヤリと笑う。
「アイツって誰?」
騎士団長は放って置くとして、これで随分戦いやすくなった。
「鬼ごっこの鬼が現れたようだぞ」
シンさんが指差した方角を見ると、レッドドラゴンが近づいてきているのが見えた。
こいつが元凶か。
「よし、オレとルークでレッドドラゴンを倒す。後ろは頼む」
「はい」
後ろをリリーさんや団長に任せてレッドドラゴンに向かった。
初めて見るドラゴンは予想以上の大きさだった。
ドラゴンとの戦い方は知識としては聞いている。
ドラゴンは恐ろしく硬いので、普通の武器はまず刃が通らない。
通るとしたらミスリルくらいだろう。
ミスリル以外の武器で戦うとしたら逆鱗を狙うのが一番有効だが、簡単に狙えるものではない。
ドラゴンのブレスは高熱でとても近づけないし、ブレスの間を狙って切りかかっても鋭い爪で阻まれてしまう。
どこかに突破口はないものか。
「これは長丁場になりそうだ。一瞬でも動きを止められたらいいんだけどな」
そうだ!それならいけそうだ。
なぜなら後方にはアンジェがいるからだ。
「アンジェがきっとドラゴンの動きを止めてくれます」
オレにはわかる。
アンジェならやるだろう。
「ではその隙を狙うぞ。遅れるなよ」
「もちろんですよ」
もう一度体勢を整えた時、アンジェの声が聞こえた。
「アイシクルソード!」
沢山の氷の剣がドラゴンに突き刺さる。
「今だ!」
シンさんに続いて剣で切り掛かったが、一度で仕留めきれない。
「硬いな。もう一度狙おう」
「はい!」
「アイスストーム!」
2度目のアンジェの魔法の後、再度シンさんと切り付ける。
今度はしっかり手応えがあった。
「やったか?」
ドラゴンの体がゆっくり傾いて、土埃を上げて倒れた。
「やったな」
「ああ」
今回はアンジェに助けられた。
やっぱりアンジェはすごい。
後ろを見ると、残りの魔物もあらかた倒しているようだ。
「終わった…のか?」
「ああ、ルーク、よく頑張ったな」
シンさんはオレの頭をポンと叩いた。
そうして討伐が終わったのだった。
読んでいただきましてありがとうございました。
引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。
よければ評価ブックマークもお願いします。




