ルーク視点 遠征②
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
その道具屋に本当にアンジェはいた。
ローズと一緒に目を輝かせて魔石を見ている。
ああ、かわいい。
「買ってあげようか?アンジェ?」
魔石くらいどれだけでも買ってあげたい。
どれだけ自分にアンジェが不足していたか、今よくわかった。
アンジェの顔を見ただけで身体中からエネルギーが漲ってくるようだ。
気まずそうにしている様子がまたレアでかわいい。
「とりあえず、ここじゃなんだから向かいのカフェで話そうか」
「はい」
「とりあえず、先に行ってて」
アンジェとローズを先にカフェに行かせ、オレは店主に向き直った。
「騒がせて悪かったな。その雷属性の魔石を買おう」
「これですか?毎度ありがとうございます」
「ルーク、この状況で何買ってるんだ?」
「アンジェには内緒だぞ」
アレンに釘を刺して急いでカフェに向う。
カフェで、アンジェはローズと並んで座っていた。
オレはアンジェの前の席に腰をおろした。
しっかりとアンジェの可愛さを目に焼き付けよう。
しかし聞くことは聞かねばならない。
「で、どうしてアンジェはこんなところにいるんだい?」
会えて嬉しい気持ちと同じくらい、危険なこの地に来ないで欲しかった。
アンジェの話を聞く限り、オレ以外の許可はとってあるようだ。
来てしまったものはしょうがない。
お仕置きのことをしっかり伝えて、オレはアンジェの討伐参加を認めた。
できればローズと後方部隊から出ないでくれればいいのだが。
アンジェの性格を考えると無理かもしれないな。
まぁ、とりあえず今はアンジェを満喫しよう。
「じゃあ、おいで」
アンジェを膝の上に座らせるとアンジェの耳が赤くなってきた。
子供の頃からよく膝には乗せてきたが、最近は意識してくれているのが感じられる。
「アンジェ、会えてすごく嬉しい」
ぎゅっと抱きしめて、首元に顔を埋める。
アンジェとの未来のためにも、さっさと討伐を終わらせよう。
そう心に誓った。
次の日はまだ夜が明けないうちに街を出発した。
オレはシンさんやリリーさん高ランクの冒険者と最前線を進んでいた。
騎士団長も一緒だ。
その次をアレンたち騎士団と中級冒険者、その後ろを魔法隊が続く。
いよいよ魔物の軍勢が見えた時、後ろの騎士や冒険者達は、その数の多さにざわめいた。
しかしオレたちにとっては雑魚が多くてもあまり脅威ではない。
気になるのは魔物達が何かから逃げるように同じ方向へ移動していることだ。
「後ろに厄介なヤツがいるみたいだな」
シンさんが魔物たちが近づいてくる様子を眺めて言った。
「はい、さらにこのまま行くと街にぶち当たりますね」
「お前ら、さっさと片付けるぞ。強めの魔物から先に討ち取っていけ、弱い魔物は後ろの奴らでもやれるはずだ」
さあ、討伐を始めよう。
魔物がしっかり肉眼で見える位置にきた時、シンさんが
「お前ら行くぞ!」
と全員に向けて声をかけた。
うおー!という声が皆から響き渡る。
さあ、オレもアンジェに無様なところは見せられない。
剣をさやから抜いて前を向く。
「よし、行くぞ!」
そしてオレは走り出した。
読んでいただきましてありがとうございました。
引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。
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