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見つかってしまいました

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

「で、どうしてアンジェはこんなところにいるのかな?」


「えっと…話せば長くなりますが…」


さっきからルークの笑顔が怖い。


雑貨屋の近くのカフェにて、私とルークとお兄様、お姉様が一つのテーブルを囲んでいる。


私の向かいにはもちろんルークだ。


「なんかアンジェの気配がするとずっと思ってたんだよね」


私の気配ってなんだ?


「オレがいない間、危ないことはしないって約束したよね」


「でも、お姉様と後方部隊にいるから危ないことでは…」


「アンジェ」


「はい、ごめんなさい」


もうここは、ひたすら謝るのだ。


それが最善な気がする。


「まぁ来てしまったものは今更しょうがない」


「ほんと?」


「帰ったらたっぷりお仕置きはするから覚悟しててね」


ルーク、怖いよ…。


「まぁ、アンジェも反省してるようだし、その辺にしてやれよ」


お兄様!


「アレンは黙ってて」


「うん」


お兄様…。


「ルーク、今回は私にも非があるのですわ。私自身も不安があったので、アンジェの申出を受け入れたのです」


「たとえローズでも、アンジェを危険な目に遭わせたら許さないよ」


「もちろんアンジェは全力で守ると誓います」


私がお姉様を守りたいんだけど、今は言えないな。


「わかったよ。アンジェ、くれぐれも後方から出ないようにね。約束できる?」


こくこく。


「約束します」


「じゃあおいで」


手を広げたルークに膝の上に座るよううながされる。


はい、逆らいません。


ギクシャクとルークの膝に座ると、優しく抱きしめられた。


「アンジェ、会えてすごく嬉しい」


お姉様とお兄様が呆れた顔で見てくるのが恥ずかしいが今は我慢だ。


「私も嬉しい」


「あ、討伐が終わるまでは目立って欲しくないから、その髪と目の色でいてね」


「はい、もちろんデス」


お師匠様とシンさんにも協力してもらったのに申し訳ないが、見つかってしまったからにはしょうがない。


前向きに考えると、もう堂々と討伐に参加できるのではないか。


よし、明日からは堂々とお姉様のお手伝いをしよう。


次の日、早朝からいよいよ目的地に向かって出発だ。


出発してすぐ、お師匠様に昨日のことを伝えた。


「なにっ、ルークに見つかったじゃと⁈」


お師匠様が頭を抱えた。


「マズイな、アイツを怒らせたら厄介なんじゃ」


「昨日はそこまで怒ってなかったですよ」


「それが逆に怖いんじゃ。はあ、無理難題を言ってこないといいんじゃが」


そう言われると心配になってくる。


そういえば、お仕置きとか言ってなかったか。


「お師匠様、怖い事言わないでくださいよ。ルークは優しいから大丈夫ですよ」


「アンジェにはな」


話を変えよう。


「ところでいよいよ始まりますね」


「ああ、魔物の数が予想より少ないといいんじゃが。わしらも気を引き締めていこう」


数時間進むと、後方部隊待機との指令が出た。


ここにテントを張って、お姉様や回復職の冒険者さんたちと負傷者の受け入れの準備をするのだ。


ポーションも沢山持ってきてはいるが、できるだけ負傷者が出ませんように。



読んでいただきましてありがとうございました。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

よければ評価ブックマークもお願いします。

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