遠征に参加したい②
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
次の日、さっそくお師匠様が我が家にやってきた。
「アンジェ!遠征に行きたいと聞いたが、本気か?」
さすがシンさん、仕事が早い。
「すごく本気です。お師匠様が参加されるなら私もついて行かせてください」
「うーん、しかしハンスやルークが許さんだろう?」
「お父様はなんとかなります。問題はルークです。ルークは絶対折れないと思うので、内緒で行っちゃおうかと」
「内緒かぁ、後がどうなっても知らんぞ」
お願い攻撃で、なんとかお師匠様は許可してくれた。
ただしお父様を説得できればという条件付きだ。
お父様の説得には考えがある。
まずはお母様を味方につける事だ。
「お母様、私お姉様の助けになりたいんです。私が行ったらお姉様の負担も和らぐと思うんです」
「まぁ、確かにそうね」
「お師匠様からもらった杖もあるし、それにお師匠様もルークもお兄様もいるんです」
「オズワルド様とルークの強さは信頼してるけど…。絶対に後方部隊から出ないって約束できる?」
「できます!」
「それならお父様に話してみるわ」
うまくいきそうだ。
あとはお兄様にバレないようにするだけだ。
お兄様は隠し事ができないから、ルークに伝わるのも時間の問題なのだ。
お父様はしぶしぶ許可をくれた。
お母様の説得もあるが、お姉様が心配という事も大きい。
お師匠様に伝えると、弟子として特別に冒険者協会に申請してくれた。
次はお姉様だ。
お姉様との面会は思ったより早く実現した。
「アンジェ、討伐前に会えて良かったわ」
「私もですお姉様」
「今回は少し時間がかかるかもしれないそうだから、行く前にあなたに会っておきたかったの」
「実はその討伐ですが、私も行く事にしました!」
「何ですって!」
お姉さまは私の両肩を掴んだ。
「あなたが強いのは知っているけど、とっても危険なのよ。わかっているの」
「わかってるから、お姉様と一緒に行きたいんです」
私は誠心誠意を込めてお姉様を見つめた。
「でも前線じゃなくて、お姉様と一緒の後方部隊ですよ」
「それは当たり前です」
「私、ポーションもたっぷり持っていけますし、お姉様の助けになると思うんです。それにお師匠様にもらった杖で少しだけど浄化の魔法も使えるようになったんですよ」
「…」
「私を連れて行くと何かと役に立ちますよ」
「全くあなたって子は…」
よし、お姉様も許可してくれそうだ。
「絶対に危ないことだけはしないでね。約束よ」
「もちろんです、お姉様」
私はお姉様ににっこりと微笑んだ。
読んでいただきましてありがとうございました。
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