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遠征に参加したい①

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

「以前様子見に行った、大規模討伐の日程が2ヶ月後に決まったんだ」


いつものようにうちに遊びにきていたルークが深刻な顔でそう言った。


以前の遠征で辺境に行った時、大規模討伐になるかもと言っていたが、それが現実になってしまったらしい。


「今回は第一騎士団、第二騎士団だけでなく、冒険者も参加するらしい」


そんなに大規模な遠征になるなんて。


「大丈夫なの?」


心配になって、思わずルークの手に自分の手を重ねた。


「心配いらないよ、アンジェ。オレをはじめ騎士団は精鋭揃いだし、今回はS級冒険者のシンさんも参加するんだ」


シンさんの強さは桁違いだ。


シンさんが参加するならだいぶ心強いけれど、やっぱり心配だ。


「誰か浄化魔法を使える人はいるの?」


「後方支援にローズ様と、魔法局の聖魔法使い2人が参加してくれるらしい」


お姉様は優秀なのでその点は心配していないが、それとは別にお姉様が遠征に行く事も違った意味で心配だ。


王太子妃が、長期の野営に耐えられるだろうか。


「私も行っちゃだめかな」


思わず口にしていたが我ながら良いアイデアじゃない?


「アンジェが?ダメダメ、絶対駄目。そんな危険なところにアンジェを連れて行って、もし怪我でもしたらどうするの?」


「でもポーションもあるし」


「ダメです。婚約者として絶対許しません」


いつも私に甘いルークも今回は折れてくれなさそう。


まあ、まだ2ヶ月ある。


なんとかなるかも。


まずは討伐に参加するというシンさんに聞いてみよう。


私はいつもよりローブを目深に被って、シンさんの居場所を聞くために冒険者ギルドに向かった。


「こんにちは」


「はい、何か御用ですか?」


感じの良さそうな受付嬢さんだ。


「あの、S級冒険者のシンさんにお会いしたいのですが」


「シンさんのお知り合いですか?」


「はい」


「えーと、S級冒険者に会いたいという方は非常に多くて、何かお知り合いだと証明するものはありますか?」


そう言われると何もない。


やっぱりお師匠様に頼まないとダメか…。


お師匠様にバレるとマリアやルークにバレる可能性が大きい。


シンさん経由で許可をもらおうと思ったのだが、そう簡単にはいかないか。


「出直します」


そう言って一度帰ろうとした時、ドアからシンさんが入ってきた。


「「シンさん!」」


受付嬢さんと声がかぶってしまった。


「おう、アンジェじゃないか。こんなところで1人でどうした?」


「本当にシンさんのお知り合いでしたか」


受付嬢さんがわかってくれて良かった。


「こいつはオズワルド様の弟子だ。覚えてやってくれ」


お師匠様の名前を出せば良かったのか。


「ちょっとシンさんに聞きたいことがありまして」


そういうとシンさんは受付嬢さんに、


「ちょっと応接室借りるわ」


と言って2階に連れていってくれた。


「で、聞きたい事ってなんだ?」


「2ヶ月後にあるという辺境の大規模討伐の事なんですが」


わたしはルークに聞いたこと、私も参加したいと言ったらダメだと言われた事を話した。


でもお姉様が心配で、どうしても行きたいんです。


「そうだなあ、アンジェは能力も充分だし、魔法袋も持ってるから、オレとしては一緒にきて欲しいところだがな」


シンさんに認められた、嬉しい。


「オズワルド様も確か討伐を打診されてたから、オレからオズワルド様に弟子として連れて行ってもらえるよう頼んでやるよ」


「ありがとう、ございます。よろしくお願いします」


まずは第一関門突破だ。













読んでいただきましてありがとうございました。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

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