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初めての夜会②

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

きらびやかなホールは、きらびやかな人々で賑わっていた。


うっ、皆さんの視線がすごい。


ルークは本当に有名人なんだな。


「アンジェ、周りは見なくていいからね。オレだけ見ててね」


とルークはいうが、やはり初めてという事で色々もの珍しく好奇心が抑えられない。


あっ、あの人のドレス、すごいセクシーだな。


お胸がこぼれ落ちそう。


あっちの人はスカート部分がとんでもなくひろがっている。


夜会すごい!


「だめだよ、アンジェはただでさえ目立つんだから、そんな可愛くキョロキョロしたら男が寄ってくるでしょ」


可愛くキョロキョロってなんだ?


「でも色々珍しくて…。あの女性が集まっているところは何かしら?」


「ああ、あれはアレンだよ」


え?どういう事?


「侯爵家嫡男の妻の座を狙うハイエナどもが集まってるところさ」


お兄様…、どうりで夜会に行くたびにぐったりして帰ってくると思った。


大変なんだな。


どうかウィンライト侯爵家の未来のために、真っ当な奥さんを見つけられますように。


「アンジェ!ここにいたのね」


「ミーシャ!」


やっと知り合いに会えた!それもミーシャ、安心する。


「ミーシャはもう国王様に挨拶は済ませたの?」


「私はアンジェより先に済ませたよ!ローズ様すごく素敵だったわ」


思わずミーシャの手をとる。


「でしょ〜、お姉様はすごくすてきなの」


「でもアンジェもすごく素敵よ。そのドレスもアクセサリーもすごく似合ってる」


「そうだろう、そうだろう。お前なかなか見どころあるな」


なぜルークが答える。


「ありがとう、ミーシャもすごく素敵だよ」


今日のミーシャはとても大人っぽい。


淡いブルーのドレスは胸の下で切り替えが入って、そこから優しいドレープが広がっている。


ミーシャのブルーブラックの髪によく似合う、清楚系美人だ。


「アンジェほどではないが、お前もなかなか似合ってるぞ」


「ごめんね、こんな言い方だけど、かなり褒めてるから」


「つまり、ルーク様は私と同じ、アンジェ至上主義という事ですね。理解いたしましたわ」


「そうだよ、兄さんはアンジェ至上主義だから」


ロイ、いつの間に。


「あなたは確かルーク様の弟さんの…」


「ロイです。ミーシャもとても綺麗だね」


ロイってこんなキャラだったの?


どっちかっていうと、静かで知的なイメージだけど。


「おい、お前らきてたなら助けてくれよ」


だいぶお疲れのお兄様が現れた。


「くるな、お前がいるとアンジェが男に注目される」


「ルーク、ひどいなお前」


「お兄様お疲れ様です」


「あー、アンジェが天使だわ。ほんと女って怖いわ」


モテるのも大変なんだな。


お兄様は黙っていたらかっこいいからな。


「ルークは女性に囲まれないのですか?」


「オレはアンジェ一筋だから」


ルークが、にっこり笑って私を抱きしめたとたん会場がざわついた。


「ルーク様が笑ってる…」


「ウソ!笑ってらっしゃる」


そんな声がチラホラ聞こえてくる。


「ああ、コイツはアンジェ以外の女に容赦ないからな」


一体どんな態度を?


暴力だけはやめてね。


そんなところに、私たちと同じくらいの女性達が声をかけてきた。


「あの、少しお話してもよろしいですか」


「いいわけないだろ」


ルークが氷のような冷たい瞳で女性たちをにらむ。


「早くどっか行ってくれない?」


「す、すいませんでした」


パタパタと女性たちが去っていく。


「ルーク!言い方!」


「あ〜、アンジェ。これいつもの事だから」


「え?」


「毎回ルークの見た目につられて寄ってきた女を、ルークが冷たく追い返すまでが、流れなんだよな」


なんでそんな流れができている。


しばらく話をしていると音楽が流れてきて、お姉様と王太子殿下がダンスを始めた。


「アンジェ、踊ってくれるかい?」


「ええ、ルーク」


ダンスは小さい頃からルークと何度も練習してきた。


結構得意な方だ。


ルークの手を取ってフロアに出ると、視界の端でロイがミーシャをダンスに誘っているのが見えた。


良かった、ミーシャも嫌ではなさそう。


ルークが踊りながら私の耳にささやいた。


「もっとアンジェが俺のものだって周りに示さないとね」


「そんな事しなくてももう婚約してるじゃない」


「アンジェはかわいいから婚約だけじゃ心配なんだよ」


そう言っていつも以上に近い距離で踊るからドキドキしてしまった。


ダンスを終えて戻ると、お兄様がまた女性達に囲まれていた。


女性のパワー恐ろしい。








読んでいただきましてありがとうございました。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

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