化粧品を研究しよう
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
ハイド先生に教えてもらった薬草も、キースのおかげですくすくと育ち、お師匠様と実際の化粧品作りを研究することにした。
まずは化粧水だ。
肌の炎症を抑えつつ、うるおいも加えたい。
しかし店で販売するとなるとコスパも大切だ。
そうだ一般用と高級ラインと2種類作るのはどうだろう。
シャンプーの時のようにお師匠様と何通りもの組み合わせを作っていく。
いろんな肌質の人がいるが、まずは一般的に使えるものを目指そう。
この世界にも化粧品はあるが、肌の凹凸を隠すことに重点を置いていて、お肌そのものへの影響はあまり考えられてないように思う。
私も前世は肌荒れがひどく、敏感肌用のものしか使えなかったので、化粧品が合わないことがどれだけ大変かよくわかる。
お師匠様ととりあえず5パターンほど調合した。
あとはデータだ。
私とお師匠様を始め、家族やメイド達で試してみよう。
お師匠様が帰ってからみんなに渡しに行こう。
まずはマリア他屋敷のメイド達だ。
「新しい化粧水を作ったの!ぜひ使い心地を聞かせて!」
私はみんなに、毎日1番から1種類ずつ使って使用感や効果を教えて欲しいと頼んだ。
「次はっと、あ!お兄様!」
「どうしたんだ?アンジェ」
ちょうど通りかかった兄を呼び止める。
「私、お兄様にお願いしたいことがあるんですが、聞いていただけますか?」
「アンジェがオレにお願い!もちろん!兄になんでも言ってみなさい」
胸を張る兄に化粧水のモニターになって欲しいと説明した。
「う、男が化粧か…」
「お兄様が嫌なら諦めます」
しょぼん、男性モニターは貴重なのに。
「別にいやじゃないさ。せっかくアンジェが作ったものなんだから、使ってみるよ。いやぜひ使わせてくれ」
「お兄様ならそう言ってくれると思ってました」
化粧水5本セットを押し付ける。
お父様は帰ってきたら渡すとして、お母様だ。
お母様の部屋を訪ねてみよう。
「お母様、アンジェです。入ってよろしいですか?」
「アンジェ、どうぞ?どうしたの?」
お母様はお茶を飲んでいた。
「新しい化粧水を作ったので、お母様にも試して欲しいのですが、お願いできますか?」
「化粧水?どんなものなの?」
「お肌に優しい物や、お肌にハリと潤いを与えるものもあります」
「まあ、まあ、ハリとうるおいですって!ぜひ使わせていただくわね」
お母様はハリという言葉に大層乗り気になった。
「5種類あるので感想を聞かせてくださいね」
「ええ、もちろんですよ」
お母様はしっかりモニターしてくれそうだ。
しかし今回はうちの畑の薬草を使ったが、販売するとなると薬草を栽培してくれる所と、化粧品を製造してくれるところが必要だ。
まだまだ発売には先が長そうだ。
次の日、起きて朝の支度をしていると、お母様が血相を変えて部屋に入ってきた。
「お母様、どうしたのです?」
お母様の慌てた様子、家族に何かあったのだろうか?
「アンジェ、この化粧水はすごいですよ!ぜひ発売すべきです」
確かにお母様のお肌はいつもよりふっくらハリがある。
しかし販売数を作るにはまだ色々問題がある。
「まだ充分な材料の確保や作ってくれる工房など問題が色々あって…」
と、私が言いかけると、
「我がウィンライト侯爵家が、全面的に協力します」
とお母様が断言した。
しかしそうすると、家族に内緒でやっているサニーで販売することが難しい。
ここが、打ち明けるタイミングかも。
「実は私は街でサニーという薬と雑貨の店をやってるのですが、そっちでも一般向けに販売したいのです」
「あなたの店のことなら開店前から知っていますよ」
なんだって!?
「家族皆知っているので大丈夫です」
そんな前から皆知っていたのか。
今までバレないようにこそこそしていたのは一体なんだったのだ。
しかし化粧品作りに侯爵家のバックアップはとても大きい。
これで一気に問題解決に近づいた。
読んでいただきましてありがとうございました。
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