ハイド先生と薬草作り
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
1週間後、私とお師匠様は再度ハイド先生のお宅に馬車で向かっている。
「で、なんでルークがここに?」
なぜかまた私の隣にはルークが座っている。
第一騎士団は大丈夫なのだろうか?
「アンジェの行くところにはどこにでもついていくよ」
「お師匠様、いいのですか?」
私がお師匠様に確認すると
「こいつはアンジェが絡んだら何を言ってもついてくるから諦めろ」
と、遠くを見つめて言った。
「まぁ、来てしまったものはしょうがないけど、ハイド先生に失礼がないようにしてね」
「わかったよ、アンジェ。大人しくしておくね」
ほんとうにわかっているのだろうか。
あやしい。
ハイド先生のお宅に到着してドアをノックする。
「ハイド!ドリー、わしじゃ、オズワルドじゃ」
「はーい」
ドリーさんの声が聞こえて、ドアが開いた。
「オズワルド様、アンジェ、いらっしゃい、って誰?すごいイケメン」
「こいつはルークというんじゃ。いつもアンジェにひっついておるから気にしないでくれ」
ルークはキョロキョロと珍しそうに周りを見渡している。
ドリーが先生を呼びにいくと奥から土の入った箱を持ったハイド先生が現れた。
「ハイド先生こんにちは。今日はよろしくお願いします」
「やあ、オズワルド様、アンジェ、待ってたよ。それと…?」
「こいつはルーク、アンジェの連れじゃ。気にしないでくれ」
ルークが無愛想すぎる。
「ルーク!挨拶して!」
ルークに小声で挨拶を促すと
「ルークだ」
と一声発した。
「とりあえず座ってくれ。この土についてわかったことを言おう」
私はお土産のマフィンをドリーに手渡した。
うちのルークがすいません。
「お茶淹れますね」
ドリーがお茶を淹れにいき、私たちはソファに座った。
2人掛けソファが2つ向かい合っているのだが、片方にハイド先生、もう片方のソファには師匠とルークが座った。
そして、ルークはおもむろに自分の膝に座るように膝を叩いた。
うーん、ハイド先生の横にはドリーが座るだろうし、仕方がないのか。
私はルークの膝に座った。
そこにドリーがお茶を持ってやってきた。
「何この状況。あ、椅子が足りないのか」
「今、もう一つ椅子を持ってきますね」
ドリーはお茶を置いて椅子を取りに行こうとした。
「これでいい。椅子はいらない」
なぜルークがいう。
「ああ、ドリー、椅子はいらんよ」
お師匠様も言った。
「いいんですか?まぁいいならいいですけど」
ドリーはハイド先生の隣に座った。
「では説明を始めよう。この土だが、調べてみたら、植物が病気に強くなる力と成長補助の力が付与されていることがわかった」
キースの能力にそんな力が!すごいキース。
「こんな土は初めて見たよ。この土で育った植物もぜひ観察させてくれ。ここら辺では育てられない植物も育つ可能性がある」
これは薬草の成長が楽しみだ。
「次に化粧品に関する薬草だが、いくつかある。
例えば、ツボクサ、これには肌荒れにいい成分があるね。あとは、ハトムギやシャクヤク…」
ふむふむ、先生の著書に載ってる以外にもたくさんあるようだ。
先生は薬草の名前と効能、育て方など細かく書いた物をくれた。
このリストを参考にいろんな組み合わせを試していこう。
いくつかはすでに畑に植えてあるが、他の薬草は種の入手だ。
「少しはうちにある種もあるから持っておいき」
「ほんとうですか?ありがとうございます」
ハイド先生、本当に神すぎる。
これで化粧水作りに大きく一歩前進した。
ミーシャのように肌荒れで悩んでいる女性が少しでも減るといいな。
帰ったら今日もらった種をさっそく植えてみよう。
「ただいまー、マリア!キースはいる?」
私は帰るなりマリアにキースについて聞いた。
「お帰りなさいませ、お嬢様、ルーク様。キースなら薬草畑にいると思います」
「ありがとう、行ってみるね」
私が薬草畑に向かうとマリアとルークもついてきた。
「キース!聞いて!あなたの耕した土には植物を育てるのに良い付与魔法がかかっていることがわかったの」
キースは雑草を抜いていた手を止めて立ち上がった。
「え?オレの耕した土がですが?」
「そうよ!キースはすごい土魔法の使い手よ。これからもよろしくね」
私達はさっそく畑に、もらってきた薬草を植えたのだった。
読んでいただきましてありがとうございました。
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