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公爵家にお泊まりするようです

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

あの後も私はお肉を満喫し(1人でほぼ完食した)、私以外のみんなが食べ物を追加した。


そして食べ物がなくなって、ルークとシンさんからまた不穏な空気が立ち込め始めた時、お師匠様が言った。


「それじゃあ、そろそろ帰るかの」


お師匠様は空気の読める大人だ。


シンさんが支払いをしてくれて、みんなで店の外に出た。


「もう遅いし帰るか」


「あっ、マリアに遅くなるって伝えるのを忘れてた!」


今頃マリアも家族も心配しているに違いない。


「マリアには遅くなるからうちに泊まるって伝えておいたよ」


ルーク、いつの間に!でも助かる。


いつの間にか公爵家の馬車が道の端に停まっているのが見えた。


「オズワルド様はどうしますか?」


ルークがお師匠様に尋ねた。


「わしは帰る。恨みは買いたくないからな」


「オレも明日の朝早くに予定がなければ泊まったんだがなぁ」


「シンさんは誘ってません」


ルーク、シンさんに冷たい…。


というわけで私は公爵邸に泊めてもらうべく馬車に乗り込んだ。


「ルークの家に泊まるの久しぶりだね」


小さい頃はルークがもっと遊びたいといって聞かないことが度々あったので、私と兄はよく公爵邸に泊まったものだ。


最近は、お茶には時々行くものの、泊まることはなくなった。


「オレとしてはアンジェにはもっと泊まりに来てもらいたいんだけど、今はまだハンス様とエルザ様の機嫌を損ねたくないしね」


私がルークの家に泊まって、お父様とお母様が機嫌が悪くなることがあるのだろうか。


街の中心部にある公爵邸にはすぐに到着した。


「アンジェ様、いらっしゃいませ」


公爵家の執事さんとメイド長が迎えてくれた。


「遅くにごめんなさいね」


私がそういうと、


「何を申されますか。アンジェ様ならいつでも大歓迎でございます」


と何故か頭を下げられた。


「夕食はもう食べたから、入浴を頼む」


ルークがそうメイド長に言って、私はそのままお風呂に連れて行かれたのだった。


お風呂に向かう途中、ルークの弟のロイと出会った。


「あ、ロイ久しぶり!今日はお邪魔するね」


と、私が言うと


「アンジェ!きてくれたんだ!きてくれて良かったよ!」


「どうしたの?」


「これで兄さんの機嫌がなおる。はぁ、ホントに助かった」


と言って去っていった。


入浴後(何故か私用のナイトドレスがあった)に着替えて、部屋に行くと(何故か私の部屋もあった)ルークがソファで本を読んで待っていた。


ルークもお風呂に入ったようで、髪が少し濡れている。


「アンジェ、ここにおいで」


ルークは隣に座るよう促した。


お説教タイムか?しかしルークに怒られることは大してやってないような。


私は大人しくルークの横に座ると、


「ルーク?怒ってるの?」


と首をかしげた。


「はあぁ〜」


ルークは深いため息をつくと。


「怒りたいところだけど、アンジェには敵わないな」


と私を抱きしめた。


怒ってないならいいけど。


ルークは私に向き合った。


「オレはアンジェのやりたいことを止めないようにしたい。だけど、やっぱり心配なんだよ」


ご心配かけます。


「だからオレは色々口うるさく言うと思うけど、できれば嫌いにならないでほしいな」


「そんな!嫌いになんてならないよ」


ルークは困ったように微笑んだ。


「どこかに閉じ込めておけたら、楽なんだけど」


「でもそれじゃ、アンジェじゃなくなっちゃうもんな」


「今はこれで我慢しておくよ」


ルークはそう言って、私の頬にそっとキスをした。


「へ?」


私がポカンと頬を押さえている間に、ルークはドアを開けて出て行った。


「おやすみアンジェ。また明日」






読んでいただきましてありがとうございました。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 時々ヤンデレがはみ出て来るのおもろい。
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