第一騎士団の出立とお客様ニーズ②
誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。
保存食の新商品は好調な出だしになった。
新商品の供給が軌道に乗るまでしばらく見守ろうと思う。
数日後、王太子様及び第一騎士団が大規模討伐に出かける日がやってきた。
ルークはもちろん、お兄様も参加される。
場所は辺境伯が治める土地で、ダンジョンが近くにあることもあり、度々討伐隊が送られる所らしい。
王都から離れていることもあり、片道1ヶ月、往復2ヶ月の旅になるらしい。
今朝は王城の騎士団まで見送りにやってきた。
私たち家族の他にも、騎士団みんなの家族、恋人などでごった返してる。
ルークのご家族も来ていて、一緒にルークとお兄様を見送ることになった。
しばらく待っていると、第一騎士団の皆様が訓練場に入ってきた。
それぞれの家族のもとへ、騎士の皆さんがやってくる。
「お兄様!」
お兄様を見かけた私は声をかけた。
「みんなきてくれたんだな」
お兄様が、騎士団の制服を着てるといつもと別人のようにキリッと大人びて見える。
「はい!お気をつけて行ってきてください」
私はポーションと保存食が入った袋を渡した。
「ありがとう、アンジェ!お父様、お母様、行ってきます」
「気をつけるんだそ、アレン!」
「無理しないでね」
お父様とお母様も心配そうだ。
「はい!行ってきます!」
お兄様はそう言って団員の集まっている方へ行ってしまった。
「アンジェ!!」
ルークがやってきて、私を抱きしめた。
「ルーク、気をつけてね!これお店のポーションと保存食、持って行って」
「ありがとうアンジェ、大切に使うよ」
ルークは商品を受け取り、また私を抱きしめた。
「ルーク、身体に気をつけるんだぞ」
「しっかりやるんだぞ!ルーク」
ルークのお父様とサラ様が声をかけるが、ルークは私をだきしめたまま返事をした。
「はい、父上、母上、行ってまいります」
「アンジェ、オレが帰ってくるまで、大人しくしてるんだよ」
「わかった。行ってらっしゃい。ルーク、頑張ってね」
ゴホンゴホンというお父様のわざとらしい咳払いでルークはやっと私を離した。
「じゃあ、行ってくるよ」
2人とも行ってしまった。
辺境は瘴気の濃い所が所々あるという。
そのせいで魔物のレベルも高いものが多いそうだ。
早く無事に帰ってきて欲しい。
いつもいるルークやお兄様がいないと思うと何か日常に物足りなさを感じる。
何をしていてもふとした拍子にルークは今何をしているかと考えてしまう。
大変なのはルーク達なのだから寂しいなどと言ってはいられない。
私には今やるべきことがある。
それはお客様ニーズ第二弾、主婦の皆様の要望だ。
まずは店に置くべきハーブティーを作ってみよう。
カモミールやラベンダー、ローズヒップなど色んなハーブを用途別にブレンドしてみる。
リラックスや美肌、便秘、冷えなど5種類くらいに絞ってみた。
今回はいつも美味しいお茶を淹れてくれているマリアにも協力してもらい、効能だけでなく味も美味しく飲めるように考えた。
みなさんが気に入ってくれますように。
さっそくお店に持って行って、閉店後に従業員で試飲会だ。
「味はとても良いですね。これなら売れるんじゃないですか?」
ジェイドが言うと
「効能とお値段が見合っていれば買ってくれると思います」
と現実的なミリー。
効能は結構いいと思うんだけどな。
「少しだけ入ったお試し用を作るのはいかがでしょうか?」
ケイト、ナイスアイデアだ。
「いいね。そうしよう。普通の量の商品と、お試し用の小袋を作ろう」
私たちはさっそく実際の商品を作ることにした。
もちろん試飲できるテーブルと椅子も忘れずに用意しよう。
読んでいただきましてありがとうございました。
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