城下町へ ②
「そろそろ、降りるぞ」
あぁ、この景色もう終わっちゃうのか。
・・・
これ今更だけど下にいる街の民混乱しないのかな
地面が近づいているよ。
ーママ!おうさまだよ!
ーそうだね。今日も街を見てくれてるのよ。
ーお!王様じゃねえか、お~い俺寄っていってくれよ
ーおまっ、ずるいぞ。俺のところに来てもらうんだ。新しい武器ができてんだ。
ー王様来てよ、美味しいパンが焼きあがってるよ。
ーうちも焼き鳥ができてるよ。
怖がってない。むしろレグさんに気付いて喜んでる、歓迎してるよ。
感じがいされたりすることがない。
いい国だな。
「いつもこんな感じで賑わっているんですよ。これもレグルス様のおかげなんです。
…いつだったか忘れましたが、当初から人間の敵対心はすごかったんですよ....
人間はどうして、こんなにも敵対心が強いのでしょうか?ただ見た目が少し違うというだけなのに?
貴方たちも生きるために動物を殺したりするのに、
私たちも彼らも同じようなことを生きるためにしている。弱肉強食の世界なのに。
自分たちが頂点に立たないといけないんでしょうか。」
私と違って、人間と違って長生きしているイムザさんたちは昔のつらい記憶をしっかりと
覚えている。だから思い出しちゃったりするんだろうな。
「すみません。暗い話をしてしまいましたね。いらないことでした。」
「イムザさん、気にしないでください。これもこの世界に必要な事ですから。」
当時のことを覚えてくれる人がいないとまた、同じ過ちを犯す可能性がある。それが地球にいた頃は起きていたからそう思ってしまう。
この世界は種族によってはイムザさんみたいに長生きすることが出来る。そんな人が胸をいためてくれる。
時がたっても、怒りを表してくれるなんてありがたいことだ。
「ここら辺だな。これ以上はこの姿は無理だ。
各自、浮遊魔法でもかけて降りてくれ。」
学校の屋上にいるくらいの高さだね。
この横の建物何だろう。まぁ、ジャンプするだけで
届くでしょ。
なんだって私は猫なんですから。
あらよっとっ。
ーシュタッ




