急な訪問者 ③
「私、そんなに警戒されることをした覚えはないのですけど...。
私は... 私はただの猫の獣人ですよ。
目が覚めたらここにいたから住み着いた。
それだけですよ。
魔力に関しては考えたこともなかったですが、生活するのによく使うから成長してるんじゃないですかね。」
あははははは...
冷や汗が止まんない。
すごい見られるんだもん。そんな目を見てこないで、苦手なんだよ前世からー
人見知りすごいんだから。
・・・
ここからがミスっちゃいけない、仲間かどうか確かめられてるんだこら、あやふやな答えほど敵対になる可能性を産んで死ぬからもしれない。
「あなた方、魔王様の敵かと申しますと
少なくとも、戦力的な意味で人とは関わるつもりは一切ございません。
私は平和主義なんです。今のこの生活を乱されたくはありませんから。」
・・・
沈黙キツ。なんか言って?おねがい。
まぁ、見定めに来てるんだから考えるよね。
「…今、貴方は人間と関わりがあるのですか?ここに住んでいて。
あくまであなたは敵ではないということですか?
そんな都合の良い関係、到底できるとは思えません。不可能に近い。」
そうなるか。実際関わってないし、
そこは自分でも思ってた。やっぱりこの世界もそういう感じかな?力あるものはその力を使う義務があるとか言って戦争に借り出す感じ。
人間とか変わった瞬間そういう風に何かしら利用はされそう。
されるつもりないけど。
利用価値とか色々考えられそうだよね。
だって、自分でも優秀な能力が揃ってるんだもん。
いちばん厄介なのは同級生に見つからること。
絶対にチートが混ざってる。
それに加えて、私みたいに知識があるからのパターンと天然で勇者気質の綺麗事大好き系なヤツら、ただの陽キャ。
「...そうですね、理想がすぎることは理解してるつもりです。つかぬ事をお聞きします。
今、人々はどのようなことをしていますか?」
「えっ?あぁ、そうですね
最近大量の異世界人が来たとか何とか。
でも、彼らがどこで生まれたかは不明で
見つけ次第保護してるとか。
大方、我々を倒す勇者などを育成するのでしょう。『勇者』は一人しかいない。そして今までの勇者は皆異世界人でしたから。
(なぜそのようなことを聞いてくるんだ?)」
・・・どこも、在り来りに異世界人は勇者とか知らない使命を託されてるのか。
嫌だね、平和に暮らしたいだけなのに。
そんなこんなしてたらもう時間がだいぶたってる。日も暮れだしちゃったかな。
「今日はこのくらいでお暇いたします。
結構話してしまいました。
今日の話の限り、敵にはならないようなので少し安心しております。
近いうちにお伺いし「!ちょっとまっててください」…はい?」
このまま返しちゃうのは失礼だから
今日出したお菓子でもお土産に渡そう。
魔王様たちにも敵では無い隣思ってもらえる。
「…どうぞ、少ないですが。」
「こちらは、先程のお菓子ですか?
わざわざありがとうございます。では」
イムザさん、魔法で転移して帰った。
いいなそれ、ゲートよりも見た目は好き。
今度練習しよ。




