表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

自分の中で妄想自由

行きたい

作者: 水月美ツ夜

 僕はゆっくりとした。


「やだね」


君は言った。


「うん」


沈黙が流れ、夕暮れの空に、吐き捨てるように言った。


「学校なんて、消えればいいのに」


「学校が好きな子も居る」


返された言葉に、苦笑いする。


「そうだね」


 星空を眺めながら、君が言った。


「綺麗だね」


「うん」


また沈黙が流れた。


「私、帰るね。また、明日」


 歯を見せて笑った彼女に、うんと返した。


 黄色い光が見えた。夜明けが来た。


 震える足で立ち、動悸が止まらない心臓で生きる。


 君が居るから、大丈夫。大丈夫、だから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ