野獣英雄の息子に嫁ぎたくない公爵令嬢の身代わりとして嫁ぐことになりました。

　『王国の盾』シルト・グランツ公爵の一人娘であるモイラ・グランツは『王国の英雄』アドム・ベスティエ辺境伯の嫡男との婚姻を父から言い渡される。
　獣化の特質魔法を使う野蛮人だと噂されている野獣英雄の息子なんかに嫁ぎたくないと泣くモイラに、父の後妻である義母が「自分の実の娘を身代わりとして嫁に出す」と提案した。
　母に捨てられるように身代わりとして辺境へと送られた少女は運命の出会いを果たし、そして知らなかった真実を知る。

※複数視点の三人称で展開します。誰視点かはサブタイトルを参照してください。書き溜め分がなくなり、書きたい部分を書き進めている為に時系列が前後する可能性が出て参りました。完結したら変更するかもしれません。ご了承ください。
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