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第二話 水飲み百姓の子

『妖精のミミで~す』ミミが御主人様が転生した世界を説明するよ


御主人様が転生したのは前世の日本と類似した世界、日本の地形はまったく同じです。

平安時代から戦国時代の雰囲気で今は皇紀1006年(天乱21年)と呼ばれています。

だけど御主人様がいる日本の統一王朝の国名は聖ローマ帝国と言います、なぜ聖ローマ帝国かと言うと、皇紀749年にアシュタロス1世・ガイウス・ユリサスがヨーロパ移民団を率いて倭国に侵攻してきました。

750年にアシュタロス1世は倭国と和平協定を結び当時の倭国の女帝を妻に迎え皇后とし、自身は帝位に就いたのです。そして2人の間に生まれた子孫が現在の皇族です。


このため聖ローマ帝国は日本文化とイタリア文化が融合する帝国なのです。

なぜヨーロッパ移民団が倭国に侵攻できたかと言うと、この世界ではプレートの動きがデタラメで北アメリカはこの世界ではオーストラリアあたりに存在し、ヨーロッパはこの世界ではハワイあたりに存在するためヨーロッパと倭国は近いのです。

このためユーラシア大陸などは前世とくらべ地形が変形しています。



水飲み百姓の子


夢と現実の区別がつかないような幼い時期が過ぎ、もの心がついた時には俺は6歳になっていた。

今俺は前世の日本に類似した国にいる、俺の住まいは京都近郊のさびれた農村からさらに離れた1軒屋。


この世界での俺の実父は俺が生まれる少し前に亡くなり実母は俺を産んで直ぐに亡くなった、そして俺は父の友人の与作に引き取られ育てられている。


与作(37歳)には2人の実子がいる。太郎(12歳)と真由美(5歳)だ、与作の妻は真由美を産んだあと産後のひだちが悪く亡くなった。

太郎とは仲が悪いが真由美とは仲がいい

さらに与作の家には与作の妹ゆり(29歳)とゆりの子供リーナ(10歳)が住んでいる。

ゆりは農民とは思えない美女である、娘のリーナも超がつく美少女だ。

俺たちは与作を父役、ゆりを母役として育った、もちろん2人に夫婦の営みはない、多分。


家族構成をまとめると次のようになる。


父  与作 細身だが意外と頑丈そう、優しい父

母  ゆり 美しい銀髪、雪のような白い肌、とても農民とは思えない美人で優しい母だが残念ながら痩せすぎだ。


長男 太郎  12歳 ← 与作の子供 黒髪、日焼けした黒い肌、少し男前、俺をいじめる

次男 次郎   6歳 ← (俺) 長所は男前!オンリー

長女 リーナ 10歳 ← ゆりの子供、母ゆずりの銀髪、、白い肌、美少女

次女 真由美  5歳 ← 与作の子供 きれいな黒髪、かわいい妹

             

父母の職業 京都近郊の水呑百姓

そして今夜の晩御飯は「水」

水が御飯とは斬新だな~ って死んでしまうわ! 


「お母さん御飯はどこ?」


『次郎ちゃんの目の前よ あらあら冷えてしまったわね、温めてあげるわ』


水を温めたもの、それは白湯ですよね! 御飯をください! 御飯を! 死んでしまいます。

その時!天使が舞い降りました!


「次郎ちゃんこれ食べて」


『えっ』


振り向くとリーナがニッコリ微笑み自分で採集したタンポポなどの草を入れてくれたのだ、リーナは同じように太郎や真由美にもタンポポを配る。

4歳年上のリーナは超美少女で性格もいい!将来の嫁に決めた!(あくまでも俺の予定)


就寝時

草ぐらいでは腹が減って眠れない、俺はなぜこんな世界を選んだのだろうか? 色々と考えるうちにある事に気づいてしまった、前世とまったく同じ世界を選んで競馬や株で稼げば王になるくらいの活躍は余裕だったハズだと。

だが後悔しても手遅れである...  いつしか俺は眠りに就いていた


朝の食事の席につく 


朝飯は青菜の味噌汁・漬け物だった 

おっ結構いい食事じゃん って全然カロリー足りてね~よ


「次郎兄ちゃんこれあげる!」


1つ年下の妹の真由美が拾ったドングリを差し出す、この子は男前の俺が好きらしい、男前っていいなぁ~いいスキル取ったぜ!


「真由美ありがとう でもそれは自分でお食べ」


真由美は悲しそうな顔をしたが、ここは兄として振る舞っておかないとな、この子もハーレム要員だしな、立派に育ってくれよ!


今のところ姉と妹とはとても仲がいい、全ポイントを使って男前を取ったかいがあったぜ! イケメンって素晴らしい!!

その代わり兄との関係は最悪だった、特に太郎はリーナを狙っているようで嫉妬丸出しである

そのせいで太郎に糞溜めに突き落とされた記憶が存在する。いつかぶち殺す!

 



朝食を終えた俺は子供の仕事である草抜きをさぼり釣りに行く事にした

魚だ! まずは魚を食えるようにするぞ!

あと言っておくが俺にはキムチや納豆などを作る料理スキルとかはない、自力でこの世界に存在しないものを作る展開は残念ながらない。我ながら情けない

俺はみみずをエサに釣りを始めた、さぁかかって来いや!



その日の晩

俺はめっちゃ怒られた! 結局魚は1匹も釣れなかった、釣りって難しいよね

優しい両親でも仕事をさぼると叱るんだな、そこで泣かせるセリフを言って終わらせる事にした。


『僕、魚を釣ってみんなと一緒に食べたかったんだ!』6歳時の思いやりのある発言に両親は感動の涙を流す、6歳児は簡単なお仕事です。


その夜の晩御飯はあわ入り粥だった、やったぜなんて豪華な食事なんだ俺は感動したぞ!


まともな食事もしたし今日はよく眠れそうだなと床に就いたまではよかった、だが急に腹が痛くなったのトイレで糞をした。

それはとても立派なウンチだった、だがこれは事件の始まりに過ぎなかったのだ、なんとここはトイレットペーパーが存在しない世界だったのです。


誰か哀れな俺に紙のお恵みを!

(その後俺がどうなったかは記憶にない)



次の日

朝食を終えた俺は再び釣りに行く事にした、今回はちゃんと許可を得たぞ

今回は親父に習った技『撒き餌さ』を使った。

おらぁ~かかって来いやぁ~


「きたぁ~!」


俺は魚の手ごたえに思わず叫んだ! 釣れた魚は太目ふとめ(この世界の魚だ)


「テレレッレッテッレェー」 レベルアップしたぞ!


俺は『釣りスキルLV1』(未熟)をゲットした

(なおスキルは俺の自己評価である)

他には『草むしりスキルLV4』(少し早い)がある


その晩、太目を持ち帰った俺は家族から英雄を見るまなざしを送られた!

どうよ!これが俺の実力ってもんよ!

調子に乗ってたら太郎の野郎が俺の顔の前でデッカイ屁をこきやがった、こいつぶち殺す!



1月ほど経った頃、野イチゴや山菜の採集を教えてもらうため俺はリーナに随行した

そう仲良くお手てを繋いでのデートである。やったね


『この辺はね野イチゴがいっぱいとれるんだよ』


リーナが優しく教えてくれる


「姉さんはいつもこんな山奥に来るの? 危険じゃないの?」

リーナの乳の育ち具合を確認していた俺は何も考えずに適当に質問で返した。


『たまに熊が出るわね』

「....」

ここやばいじゃん、ヒグマの怖さを知っている俺はちょっと涙目になった


『もう冗談に決まってるでしょ 泣かないのぉ』

リーナは天使の微笑みを見せながら優しく俺の頭をなでる

頭をなでられてる俺が考えていた事ってなんだと思いますか?


それは「どうやらこのアマにはお仕置きが必要だ!」です。


「もし姉さんが熊に襲われて死んだら僕どうしようかと思ったよ」

涙を浮かべながら俺はリーナを見つめた(イケメンの涙攻撃を食らうがいい!)


『大丈夫わたしは死なないから』

そっとリーナが俺を両手で抱きしめる


「僕リーナ姉さんが好きなんだリーナ姉さんと結婚したい!」

突然姉の手を振りほどき俺はイケメン(美少年)の本気顔で姉を見つめる!言ってる事は自分自身よくわからんが、ここは押し切る!


突然のことにリーナは一瞬キョトンとした顔をしたがかわいい弟の言うことだと軽く受け取ったらしい

「..... 次郎ちゃんが大きくなったらね」


「本当だよ!」


「うん本当よ」


その答えを聞いて俺は突然リーナの唇に『チュ』っとキスをした。

「約束のキスだよ」

「....」


突然の出来事にリーナの反応はない、だがリーナはすぐに我に返った

「うん 約束ね」

リーナはちょっと頬を赤らめながら子供をたしなめるように言う

リーナはあくまで幼くかわいい弟に優しく答えた姉のつもりだろうが、貴様は既に落ちている!攻略済だ!


その後俺達はさらに仲良くなっていった



1年後、俺(7歳)は次のスキルをゲットしていた(自己評価)

『草むしりLV6』(けっこう早い)

『釣りLV3』(たまに釣れます)

『採集LV2』(毒草がよく紛れ込みます)

『栽培LV1』(芋などを栽培可能)

『リーナ愛LV☆』☆=10(リーナのためなら死ねます)

『真由美愛LV6』(将来のハーレム要員)

なかなかの成長ぶりだ


ある日山に採集に行くと雌鶏めんどりがいた、おお~ハレルヤ!

トイレの紙は無くても神はいた!

俺はさんざん鶏を追いかけ回しついに召し捕った!ヤッホ~


きっとどこかの百姓家から逃げだしたのだろうが、これはもう俺のもんだろ、いや俺のもんだ、俺は急いで家に帰った


「お兄ちゃん! すごい鶏さんだ~」

みことが大喜びで走って来る


「これで卵が食べられるぞ~」

俺が笑顔で言う、さあ卵を食べてそのまな板をなんとかしろ!


「わ~い お兄ちゃん大好き」

真由美は大喜びだ



**わたしの名はリーナです

いままで次郎ちゃんがとってもかわいい弟だなって思っていたのですが

ある時いきなり私と結婚したいなんて言われちゃったんです

かわいい弟にそんなに好かれてとっても嬉しかったです!

でもその後約束だよっていきなりキスされてビックリしちゃいました

その健気さがとってもかわいかったです。


**僕の名は太郎

最近弟が僕のリーナに付きまとってうざい

以前肥溜めに突き落としてやったらリーナに見られてすごく怒られた

ちょっと顔がいいからってなぜ妹たちはあいつが好きなんだ俺の方がいい男だろ!とても腹が立つ!

最近は魚などの食料を取ってくるからやりづらい、魚はいるけどあいつはいらん!

でもあと数年もすれば年齢的にリーナは俺の嫁になるハズ、それが2人の運命さ


**わたしは真由美 よろしくね!

わたしは優しい両親と姉、兄2人がいてとっても幸せで~す

特に1つ上の次郎兄ちゃんはかっこいい 将来は次郎兄ちゃんのお嫁さんになりたいで~す



さらに3年後、俺(10歳)は次のスキルをゲットしていた(自己評価)

『草むしりLV☆』☆=10(国士無双)

『釣りLV5』(大物も釣れます)

『採集LV4』(毒草がたまに紛れ込みます)

『栽培LV4』(けっこう栽培できます)

『牧畜LV2』(鶏を二羽飼えます)

『リーナ愛LV☆』(リーナのためなら死ねます)

『真由美愛LV6』(将来のハーレム要員)

やったぜ☆(マックス)が2つもあるぜ!


いい感じだぁ、俺には天下取りへの道がまっすぐに見えるぜ。

このまま成長して有力な百姓となりリーナと真由美が産んだ息子たちの力を借りていずれは村長になる! 

そして孫の代で一揆を起こして一国一城の主となり、ひ孫たちの代で諸国を平らげ我が武田家いや俺の子孫の俺の子孫による俺の子孫のためだけの帝国を築くのだ!

これは血のつながらない家臣に土地を与える必要のない計画だ、なぜならすべてを我が子孫だけの力で成しとげるからだ!

これぞ俺の人生100年計画!!




皇紀1010年(天乱25年)、この夏に天変地異があった、大量のホロヨイ鳥(渡り鳥)が飛来したのである。

ホロヨイ鳥とは鴨によく似てるが弱魔物系である、食べるとアルコールで酔ったような効果がある。

酒が無くてもいい気分になれる事からホロヨイと名付けられた、アルコールじゃないので焼き鳥にして食べる事ができる。


俺は父と兄に連れられホロヨイ鳥を狩りに行く事になった。

頑張ってホロヨイ鳥を打ち落として、いっぱい焼き鳥食うぞ~!


「お兄ちゃんたち頑張ってね~」

『おう任せておけ~』 


俺は真由美の応援に自信を持って答えた。

朝早く俺たちは女性陣に見送られ狩に出かけた


俺は前日に弓の作り方を教わったが興味がなかったので習得はできなかった

いや~ 弓つくりって難しいよね

だから俺は父が作ってくれた弓を持って山に出かけた。


父は本当に百姓かよ!と言うくらい弓がうまく20羽を仕留めた、さらに教え方もうまかった。


俺も1羽仕留めたんだぜ「ふっふっふ」


「テレレッレッテッレェー」レベルアップ 

俺は弓術LV2(たまに鳥を打ち落とせます)をゲットした


だが兄は3羽も仕留めやがった、そして「どや顔」で俺を見下した、くっ まぐれの癖に!



その日大量のホロヨイ鳥を狩った俺たちは久しぶり(俺は初めて)に京の市に行き3羽を残して後は売ってしまう事にした。


京の町スゲ~めっちゃ発展してた!

剣闘士たちのコロッセウム!

ドレス姿で日傘をさした優雅な女性たち!

これが聖ローマ帝国の首都か!!

もはや近代だ! おそるべしローマ人!


鳥を売った金で初めて小遣い100文を貰った やったぜ!100文っていくらだ.... ふむふむ、どうやら6000円くらいらしい


俺たちは家族への土産などを買って帰ることにした。

俺は自分の物を買わずリーナに指輪を買った

(指輪には自分で小さくJ tor Rと文字彫りをした) 

ふっふっふリーナは俺のものだ!

光源氏計画始動だ(少女を自分の思い通りの女性に育てると言う究極の育成ゲームそれが光源氏計画!!) 


ただ俺の方が4つも年下なんだけどな



その晩、俺は初めてごちぞうを食べた、おなかいっぱいになってホロヨイになった。(ホロヨイ鳥のせいで)


その勢いに任せて俺はリーナに土産を渡した


「そうだリーナ姉さん、これ俺からのお土産です、いや気持です」


『....ありがとう次郎、大事にするね』


リーナはホロヨイの効果もあってかいやに顔が赤らんでいて、すごくかわいい


『お兄ちゃんみことには~』


「みことにはこれだよ」


俺は山で拾った、いやちがった摘んだきれいな花を渡した

『わ~い お兄ちゃんありがと~』

みことは俺がやったものなら何でも喜ぶいい子である(2号は都合のいい女に限る)


幸い兄はホロヨイ鳥の食べ過ぎで寝ている


だがそんな幸せいっぱいの日に突如男たちが家に乱入してきた


「「....」」


おまえたち誰よ?

なに人の家に勝手に入ってんだよ。

俺はあっけに取られて何が起きてるのか分からなかった


「うぅ~ん だぁ~れ」

目を覚ました兄が目をこすりながら言う、寝ぼけてるらしい


入って来た男たちは6人くらいで覆面をしている盗賊?


「俺は男気盗賊団副首領の渡瀬甲斐だ! 要件は分かるだろう? さあ俺たちについて来てもらおうか?」


盗賊団を名乗る男が父に話しかける、馬の声いななきも聞こえている、これは家が包囲されているのか?


名前を言われた父は突然相手の刀を奪い盗賊を2人3人と切り捨てていく


親父強えぇ~!だがそう思ったのもつかの間、父の背後の男が父を突き刺した


「父さん!」 「兄さん!」 「きゃ~」


俺と兄、母、リーナと真由美がそれぞれの悲鳴をあげた


母が父に駆けよる、俺と兄は茫然としている、ばっ ばかなぁ~親父が死ぬはずがなぇ!


リーナと真由美が泣きだした


父は母にすまないと言って絶命した、母は放心状態となり、俺たち子供はただ泣くばかりである


「さあ来てもらいましょうか」


盗賊が母に話しかけるが返事はない、そして俺たちは強制的に連行された。

家を出てすぐに男たちは2手に別れた、兄と俺は母たちとは別の所に連れて行く気のようだ


「母さんリーナ姉さん、みこと~」


永遠の分かれを察した俺と兄は必死で叫んだ


「太郎!次郎!」

 母さんは男たちに取り押さえられて動く事ができない、その状態で手を差し伸ばしながら叫ぶ


「太郎兄さん、次郎!次郎~!行かないで!」 

リーナも涙を流して叫んでいた


「お兄ちゃん!お兄ちゃん!うわぁ~ん」 

真由美は泣き崩れた


その時俺はここが魔法の世界である事を思い出した!

そして召喚する!


『出でよ火の精霊サラマンダー!』


「貴様か?我を呼んだのは?」


『我は力を欲するもの也、汝我と契約せよ』


「そなたの力量ではただでは盟約は結べぬのう... 代償にそなたの命10年分頂くがどうじゃ?」


『よかろう』


「うぬ 確かに受け取ったぞ 盟約により今よりそなたの力となろう」


『盗賊たちめ! 俺のサラマンダーの火の力を見せてやる! さあ食らうがいい盗賊ども! 最強魔法メテオォォォ~!」 


「おいMPが足りておらんぞ」


『でっですよね~ いきなりメテオは無理だったか、くそっ では食らえファイア!」


「それもMPが足りておらんぞ」


『なんだと~ 最低魔法が使えないってどういう事よ!』


「貴様はMPゼロだからのう」


『ちくしょ~ もっと訓練しておくべきだった!』


「無駄じゃ魔法を使える者は生まれた時から少しはMPがある、それが無い貴様には永遠に魔法が使えんと言うことじゃ」


『なんですと~ じゃあなんで俺の命10年分もっていったの?』


「いや~ 御恩だけで奉公しなくていいかなと思ってのお」


『ふざけるなぁぁぁ~ これは夢に違いない 前を歩く盗賊たちが気にしてないしな』


「ああっ それはわしが遮音結界を張っておるからじゃ そろそろ召喚時間も終わるから帰るぞ ではなまた会おうぞ!健闘を祈る!』


『ふざけるなぁ~ 命返せやこらぁ~』

こうして俺はサラマンダーに命10年分を持っていかれた(涙)


俺たちは盗賊たちに強引に引き離されやがてリーナたちの姿も声も聞こえなくなった、俺の心は悲しみでいっぱいだった(リーナたちのことも命10年分とられた事もなにもかも)


『また母さんたちと会えると思うか?』


兄が俺に聞いてきた

うっとおしいなぁお前子供かよ

俺は10歳こいつはもう16歳だ

だが正直中身が大人の俺でもこの状況ではこいつがいるだけ心がちょっぴり安心するのが悲しい。

だが話したいとは思わん、糞貯めに落とされた恨みは忘れておらん!


「必ず見つけ出すさ」

(分からない)と答えるつもりだった、だが口から出た言葉はこれだった。我ながら男らしいぜ!


『ああ 必ず見つけ出す! そして父ちゃんの仇のこいつらも殺してやる!』

おお~ 俺の言葉は予想外の効果を持ったようだ、兄が前向きな事を言っている。


数日後、俺と兄は盗賊の住まいに着くと汚い牢に入れられた


「チューチュー」


チューチューだとぉ~ そこには巨大ネズミがいて俺を見ていた。


汚すぎる!

ねずみのいる牢屋なんて病気になるだろ考えろよ!

空腹で死にそうだがネズミを食うことなどは出来ないだが... 死ね~巨大ネズミ!

俺は激闘の末なんとか巨大ネズミに勝つことができた、レベルアップしたぜ!


『兄貴のためにネズミを捕まえたぜ これ食って元気だしてくれ』


「次郎ありがとう お前の事を誤解していたよ」


『いいって』


「次郎どうやらお前は最高にゲスな奴だ 笑ってネズミを勧めるお前なんか死んでしまえぇ~」


俺たちは牢屋の中で盛大に喧嘩をした、だが如何せん10歳が16歳に勝てるハズも無く死にかけました(泣)いつか殺す!


それから太郎がポツリとつぶやいた


「母ちゃんたち無事かな?」


『きっと大丈夫だ』


「そうだないつか元気で再開するぞ!」


正直、母はやばいと思っていた、あれほどの美人がただで済むはずがない

それ以上会話は続かなかった

今の俺たちに選択肢は無いただ成り行きを見守る以外に

..............2週間後 俺は京の奴隷市にいた。


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