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たとえ我が願いで世界が滅びようとも  作者: pu-
第九章 神話が潰えた時、御魂はどこへ還るか
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エピローグ 〝魔女〟が始める物語

『全ては〝魔女〟から始まった』


 この世界に残された、数少ない『魔法』(イグドラシル・ロウ)に纏わる伝説の大半にその一説は在る。

『魔法使い』が『魔法』(イグドラシル・ロウ)の一部を破壊し、十に分かれた『魔物』達。

 それらはどれもが特異で人智を遥かに凌駕する。


 人類が到達できない領域に『魔物』は位置するが、その中で最も謎に包まれ、かつ最重要位に値するのが始まりの『魔物』である〝魔女〟だ。

 また、世界の謎そのものを紐解く鍵でもある。

 何故なら、歴史の空白を脱した瞬間。その始まりこそが〝魔女〟なのだから。


 幾億の神話の内の一つに、天地創造の際に発せられた言葉がある。

『光あれ』――そう主が口にすることで、世界に新たなる起兆が生まれたように。

〝魔女〟という最初の『魔物』の存在が確認されたことにより、このアルトリエ大陸に新たなる――いや、『本来の』か――歴史が始まった。

 始まりの『魔物』である〝魔女〟の登場により、この世界に迫った危機を人類は知ることができたのだ。


 ただ、いくつもの文献に〝魔女〟の名、行動、証言などがあるものの、その容姿に関する記述はまるで存在しない。

 また誰が最初に確認したのかも、一切記されてはいない。


 男なのか女のか。

 若いのか老いているのか。

 人間なのか化物なのか。

 救世主なのか破壊者なのか。

 救いなのか災いなのか……


〝魔女〟がこのアルトリエ史の始まりから登場してから七〇年以上が経過する――とされている――が、未だに多くの謎を有し、かつほとんどが解明されていない。

 それでも学者達は日々研究し、その内のいくつかの仮説はその居場所をこう示している。

 人類未踏の地(・・・・・・)に身を潜めている、と。

 そして、こう続く。

 始まりの日から、〝魔女〟は全てを企てているのではないか。それも『魔法使い』とともに――


 果たして、〝魔女〟はこのアルトリエ大陸に何を齎したのか。

 何を始め、何を叶えんとするのか。

 その全てを知る日は、果たして訪れるのであろうか。

 いや、そもそも〝魔女〟が我々の目の前に現れる日は来るのだろうか。

 もし現れた時、世界はどうなっているのか。どうなってしまうのか。

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