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Prologue
秀吉「千利休に切腹を命じる....」
1591年...四月二十一日...。
私...千利休は白装束を着て刃を構えていました。天下人の豊臣秀吉を怒らせてしまった私は切腹を命じられたのです。
利休「無念です...まだ私にはやり残したことがたくさんあったのに...」
春風が私の長い髪を撫でています。
私は深呼吸すると腹に刃をたてました.........。
これで...私の人生は終わります...。
悔いはいつの間にか無くなりました。
永遠に続く無の海に身を委ね...私は目を閉じました...。