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異界の放浪者  作者: ヒヨとモカ
第一章
8/9

フェリーディビアの憂鬱 1


---時間は少しさかのぼり。


飛世がはじめて鳥として目覚め、茫然と空を眺めていた頃。



遠い異国の地、石を削って創られた厳かな場所で。


同じようにしんと静まり返った者たちがいた。



中央の陣を囲む4人の老人と。


水鏡をのぞく一人の青年。




************




「…………」


「…………」


「…………」


「…………」



「……」



「………来ないの」


「………来ぬな」


「………現れんではないか」


「……どういうことじゃ!?」



「失敗したんじゃないんですか」



「もう一度試みてみるかの」


「しかし、水鏡にも姿が見えぬぞ」


「なに?いなくなったと申すか」


「どういうことじゃ!?」



「失敗したんじゃないんですか」



「おぬし、そればっかりじゃの」


「まあ致し方あるまい」


「しかし、どうするべきか」


「……ええい、ぬしらノホホンとしてるでない!!若造っさがせ!!」




――――― 一刻も早く、娘を探し出すのじゃ!!





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