表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!  作者: 犬丸 大福
学園でのこと

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
132/147

王子の正義とやら

とうとうやってきてしまいましたわ。

学園の入学式。


お兄様と一緒に馬車に乗り込み出発です。


あらあらまぁまぁ、使用人の皆がまたお見送りしてくれてますわ。

あら、義妹ちゃんもいるわ。

「おおぅ、勢揃いしてくれてありがとう。

この1週間、とても快適に過ごせたよ!

クソ親父にも会わずにすんだし、後妻は遠目に一回見ただけだし。

皆がそう誘導してくれてたんだろう?助かったよ。

僕達は学園の寮に入るからまた離れるけど、まぁ近くにいるわけだし?

なにかあったら連絡してくれ!

じゃぁ、ディも一言?」


「この1週間、本当に楽しかったわ。

皆のおかげよ、ありがとう。

ハジカミ達も学園にいるわけだし、連絡も取りやすくなると思うわ。

あと、皆がナターリエの親代わりになってくれてたのよね?

排泄物両親に似ないでまっとうに育ってくれたのも皆のおかげよね。

ナターリエ、皆と一緒にこれからも頑張りなさいね?」


「ハイ、ハイ!お二人のご迷惑にならないよう、頑張ります!」


「「じゃぁ、行ってきます!」」

「「「いってらっしゃいませ!!!」」」


馬車は出発します。

「お兄様、私達、幸せですわね?」

「ああ、使用人に恵まれたよ」

馬車の中、お兄様と手を繋いで笑いあいました。




さて、学園ですわ。

入学式ですわ。

滞りなく進んでたんですけれど。


新入生代表の挨拶。


まぁ、そうでしょうね、第三王子がいますものね。

あちこちからステキ、なんて凛々しいお姿でしょう、とかお褒めの言葉がザワザワと広がる中、

壇上で片手を上げて、黙らせるあたり、王族の自覚をお持ちなのでしょうね。


「このような晴れの日に、入学できたことを嬉しく思う」


という、ありきたりな文言から始まった挨拶。

でしたが。


「学ぶ意思は平等で、機会も平等に与えられるが、平等と無礼と履き違えるな」

うん、まぁ、言ってる事はわかるんですが、言い方、もっと他に無かったんですの?


「私は王族として最高の教育を受けてきた。皆を導こうじゃないか」

いや、だから、他に言い方ってもんがね?


「王族からの呼び出しがあれば、必ず果たすべきものであろう。高位貴族としての役目を果たせ」

って、え?自分を最優先しろってこと?

え?私達の方見て睨み付けてます?


隣にいたお兄様を見ると、眉間にめっちゃシワがよってますわ。

ですよね?

なぜ、私達目の敵にされてますの?


「…以上をもって、入学の挨拶とする。

新入生代表、エクリューシ・プロシェード」


うん、拍手はするけどさ、なんですの?

「ディ?終わったら、ハジカミに連絡して調べてもらうから、今はこのままで」

「わかりましたわ」

お兄様と小声でやり取りします。


第三王子が壇上から、おもいっきり私達を睨んでくるんですもの。

そりゃぁ、私達とお近づきになりたい、なんて思う貴族はいなくなりますわ。


初日から、強制的に、ぼっち確定ですの?

お読み頂きありがとうございます。


評価やブックマーク、リアクションなどなど頂けると、泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ