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ミテイル

ミテイル.ファイル4

作者: 竹村玲央
掲載日:2026/03/27

……よっ。 久しぶり。

俺、最近ずっと外にいたんだけどさ。

なんか、君のことが気になって、戻ってきた。

ははっ、変な顔すんなよ。 ただの友達だろ。

……君、今、部屋にいるよな。

俺、さっきコンビニ行った帰りに、

君のマンションの前通った。

カーテン、ちょっと開いてた。

君がスマホ見て笑ってるの、チラッと見えた。

まあ、偶然だけど。

俺、喋るのあんまり好きじゃないから、

こうやって短く送るわ。

でも、 君が何してるか、だいたいわかるんだよな。

息の仕方とか、 画面の光が顔に当たってる角度とか、 全部。

……心配してんだよ、ちょっと。

昨日の夜、君がベッドでスマホ落とした音、

聞こえた。

俺、近くにいたから。 え? どこに?

って思うだろ。 まあ、いいよ。 言わなくていい。

俺、陽キャって言われるけど、

実は一人でいる時間が多いんだ。

その分、 君のこと、じっくり見てる。

君がトイレに行った隙に、 部屋に入って、

君の枕の匂い嗅いだりとか、 してないよ。

……多分。 はは。 怖がるなよ。

俺、ただ、 君のそばにいたいだけ。

今、このメッセージ読んでる君の指、

少し止まったよな。 わかる。

俺、ちゃんと見てるから。

……これからも、 静かに、見てるよ。

返事、くれなくていい。 俺は、 ここにいる。

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