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6 理想のエンディングだと?

「お兄ちゃん、うるさいよ!!」


「知るか!! 何やっちゃってんのお前! 死にたいの?」


「そっちこそ何言っているの? 逆ハーレムルートだよ。みんなに愛される理想のエンディングなんだよ。」



コノ、ノウナイハナバタケガ



「理想のエンディングねぇ。」

「そうだよ!」




「じゃあ、その後は?」




「・・・えっ?」


「だから、そのエンディングとやらの後、どうすんのって聞いているんだが。」


「えっと・・・」



「つまり、教科書破損とモノ隠しで国外追放されたり処刑されるような世界で、王太子様と宰相の息子様と騎士団長の息子様と大商人の息子様を侍らせて生きてこうって言うんだな。」



どんな無理ゲーだよ。

まるで地雷原でのダンシング。

知らぬは自分ばかりなり。



「王太子達が守ってくれたり・・・」


「へぇ。王族、貴族、平民、みんなから守ってもらえると思うんだ。」



婚約者から相手を奪って、王族や上級貴族を侍らせているような女、誰が認めてくれるというんだ。

このまま行けば、間違いなく破滅が待っている。



「お兄ちゃん・・・」


「なんだ?」




「もしかして私たち、もの凄い命の危機?」


「やっと気づいたか。」



「いや~~~~!!!」

今度は妹が絶叫した。

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