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12 全力で

「さて。」


「何?」



「ここからは全力だぞ。」


「・・・うん。」



「全力で謝るっていったらアレだよな。」


「アレだね。」



「恥も外聞もなし。全力中の全力だ。」


「逆ハーレムルートなんか選んで傷つけちゃったからね。」



「口調はできるだけ揃えよう。後はお互い、言いたいことを言えばいい。」


「わかった。」



「気合い入れていくぞ。

・・・ところで一つ聞きたいんだが。」


「何?」



「・・・令嬢さんの名前教えてくれないか?」



ガクッ

妹が崩れ落ちる気配を感じた。


「断罪中、名前いっぱい出てたでしょ!」

「悪い。テンパっててあっちの会話、全く聞いてなかった。」


「もう・・・」

妹が微笑んだのがわかった。


「イザベラ様だよ。頼りになるのかならないのかわからないお兄ちゃん。」


やれやれ。


さて・・・行くぞ!




全力の謝罪といえば!



ヒロインはイザベラ様の元に全力ダッシュ!

王太子達は突然のことに反応できない。


そして、イザベラ様の前に来た俺は・・・



「申し訳ありませんでした!!!!!」




頭を床に押し当て土下座をした。

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