表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オープニングメモリアル集  作者: ジオサイト
15/50

想像力の大切さ


 チャイムを押して、彼の家の玄関のドアを開ける。

 親指と中指をこすって音出したいんですが、出なかったら音お願いします。

 とにかく、指を鳴らしながら登場する私。


「けんちん汁は味噌汁じゃないよっ」

 

 ボーカルさんの突然の叫びに、イスから立ち上がる彼。


「なんで茄子のこと『なすび』とか『おなす』って言うんだっ」

「そうだ、そうだっ。おは尊敬語だから分かるけど、び、ってどういうこっとやねんっ」

「そんなに言い張るなら、おみおつけに『お』~つけるぞっ」

「カレーにはふくしん漬けっ」

「そして生卵っ」


『「ええっ?」』


 まだ指を鳴らしている私。


「ケンカですか?」


『「大声大会~」』


「テレビで見て面白そうだと思ったので、それでみんなで遊びませんか~?」

「何、何~?」

「長い?」

「いえ、すぐすみます~」

「じゃあ、やる~」


 部屋の真ん中あたりで指を鳴らす私。

 それに気づいて、リズムを刻み始める彼ら。

 すぐに同調してくる。

 視線のトリック。

 円を描いて集ったメンバー。

 指を鳴らすのをやめて、見えないコインを親指で弾くのを、顔をあげることで表現。

 塑像の中で、すぐにコインが落ちてくる。

 それをつかむメンバー。

 いつの間にか見えないコインが増えていて、全員がコインを掴んでいる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ