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先輩ネタ多すぎです  作者: 阿垣太郎
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自動車事故2

今回はちょっと短いです。

二十五年ほど前、離婚して埼玉県桶川市のアパートに住んでいたときの事である。

ある日、寝不足も重なったうえに遅くまで仕事をしたせいで、菖蒲町(現・久喜市)から桶川市に入って、自宅まであと少しという安心感から居眠り運転をしてしまった。

私は激しい衝撃で目を覚まされると、ガードレールに激突してエンジンは大破し助手席まで完全に潰れていて、人を乗せていたら即死だっただろう。髪の毛の中は、砕け散ったフロントガラスの破片でジャリジャリだった。私は車から降りると頭のガラスの破片を手でチャチャッと掃って身体の確認をしたが無傷だった。

二十四時間営業のセブンイレブンの目の前で事故だったので、店の中からお客さんが心配して「大丈夫ですか」と飛び出してきた。

 私は「大丈夫です」と答えはしたものの、どうしたものかと思っていると、誰が通報したのか、しばらくしてスーパーカブに乗った警察官がやってきた。

事故の状況を確認した警察官は慰めるように私に言った。

「お前、ガードレールで良かったな。こっちだったら大変な事になったぞ」

 私は警察官が指さしたガードレールの中の駐車場をみて思わず「うおっ」と叫んでしまった。

普段あまり気にしていなかったが、駐車場には深緑色の車体に日の丸があしらわれた物々しい車が七、八台停まっていた。

あと一メートルそれていれば、ガードレールにぶつからずに駐車場に飛び込み、日の丸が描かれた車相手に激突し、別の意味で玉砕していたに違いない。



ガードレールの中に突っ込んでいたら人生変わっただろうな。

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