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ヒロイン(笑)の調理法

ヒロイン(笑)


 悪役令嬢転生

 言わば使い古された定番テンプレートな作品だ。


 乙女ゲームに転生した主人公、転生したのはゲームで悪役キャラとして裁かれる女。

 権力を手に、主人公を虐め、最後は悪事がバレて裁かれるってな。


 だが転生したからには普通に生きるんだと、あの手この手で自分の立場を変える。

 一方、ゲームの主人公ことヒロインもまた転生者、ヒロインに転生したからゲーム通りに進めれば自分は幸せルートだぁーと、ゲームの延長戦……いや、VRゲームでもやってる気分なのだろう。


 だが先に主人公が権力を手に虐めないから攻略対象イケメンと接点を持てない。

 だから自作自演でバカな攻略対象イケメンに嘘偽りで近づく。

 攻略対象イケメンどもは過去に何らかの事情があり、ヒロインがそれを解決する事で彼女に好感を得る。 その好感を盾に自分は悪役令嬢に虐められていると、ゲームのシナリオに近づけるのさ。


 最後、全部嘘偽りでしたとバレ、ヒロインは処刑か幽閉されるってのが定番テンプレートな終わり方だ。


 ……さて、お前ならどう弄ぶ?


 俺ならこうしよう。


 まずそのバカなヒロイン(笑)と……そう、二次元でブヒブヒ喜び、母親に「母ちゃんが俺をイケメンに産んでくれなかったのが悪いんだ!!」とか言って、ずっと引き籠り、親が死んで早数年、それでも動き出そうとしない……そう、心まで不細工な中年ブタニートの魂を混ぜ合わせるのさ。


 ヒロインボディはいずれ使うときの為、保存しておこう。


 で、バカなヒロインは哀れ、自分が最も見下す不細工な存在と魂が融合した上で家を売らざる負えなくなり、追い出されるのさ。


 今まで乙女ゲームに転生した時は可愛い子ぶって、あまい声を出せばホイホイと男は騙され、自分はお姫様だった。

 だが今や酷い口臭にオカマの口調という存在だ。


 街中のガラスに映るは不細工な見た目、ヒロイン時代に付いた不細工を見下す心が己を縛り上げ、現実を見せつけられる。

 お前は可愛くもない、ただ人の善意に付け上がっていた寄生虫だとな。


 惨めに生かし、自殺なんてさせん。

 電車で自殺しようものなら痴漢に間違われ、ビルから落ちようとするなら立ち入り禁止現場に無理やり入ったととっ捕まる。

 現実世界で全てを失った時ほど、自分が持っていた物がいかにくだらないか……そう思うだろう?


 その無様な姿、まさに愉悦

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