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第41話 インタビュー

「ファイター。またやろうぜ」

「ありがとうございます」

そんな声を聞きながら立ち上がると愛翔はチームメンバーの中に戻っていった。

 

試合後の双方、握手を交わす中でも

「おまえ油断ならねぇな。次はきっちり最初から最後までマークしてやるからな」

「15歳だって?足速いな。まだまだ身体はでかくなるだろうし。なんならうちにくるか?」

「おい、うちの有望株かっさらっていこうとすんじゃねぇ」

愛翔はこのゲームで敵味方双方に好印象だったようで

「マーク振り切れるように鍛えてきます」

「このチーム気に入ってるのですみません」

と嬉しそうに言葉を交わしていた。そこにトビーから声が掛かった。

「アイト、インタビューだ」

「はぁ?なんで俺?」

「そりゃぁU18昇級直後の15歳がMLSの公式戦で存在感を示したんだ。クラブのフロントとしては外せるはずないだろう」

愛翔がインタビューエリアに移動すると早速複数のカメラが取り囲んだ。

「アイト、今日は突然の招聘だったそうだね?」

さっそく始まったインタビューに、愛翔はにこやかに答える。

「ええ、メンバーの体調不調とのことで昨日呼ばれまして、驚きましたよ」

「それでいて、今回のパフォーマンスなんだけど、君15歳って本当かい?」

「あはは、なんでですか?パスポートでも見せましょうか。10thGのハイスクールの生徒ですが間違いなく15歳ですよ」

「15歳で10thGってことはスキップしてるんだよね。学業もいけるタイプなんだ。それにイケメンで女の子にももてるんじゃないかい?」

「あー、そのあたりはご想像におまかせします」

「それで、これからの予定とかは決まっているのかな?」

「予定……ですか?」

「そうそう、スポットを十分以上にこなしたアイトはサブメンバーに登録されるんじゃないの?」

「さすがにそれは気が早すぎですね。そういう話はまだ無いです」

そこに現れた蜂蜜色の髪の美少女とロングのストロベリーブロンドをなびかせた小柄なこちらも人目を引く美少女。クリスとケイトだ。

「アイトー。おめでとう」

両サイドから愛翔に抱きつくクリスとケイト。

「おぉさすがだね。愛翔の恋人かい?」

「いえ、友達ですよ」

ここで愛翔は英語でのインタビューに気軽に使ったgirlfriendが日本でどのような意味なのか、どのように受け取られるのかに気付かずうっかりしていた。

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