単利と複利、これを知らない貴方は損をしている(下)
「単利」と「複利」の代表例をあげるとしたら、単利は国債、複利は預金でしょう。
えっ、銀行預金が複利なの?
最強じゃん!
ええ、かつては最強でした。
1990年でも6%も利息が得られたので、超ウハウハ。リスクを冒して株式投資をする必要などなかったのですが、それが今では利息は0.001%。
0.001%ですよ!
最悪です。
これがどれだけ酷くかというと、10年で100円しかなりません。
100円って、ATMの手数料以下じゃん!
そうです、ATMの手数料払ったら負け。
ここ重要。
テストに出ます。
単利の国債はどうなのと思いますよね。
個人向け国債の金利は0.05%、10年預けたら5000円の利益です。
50倍の利益ですよ――5000円だけど。
個人向け国債の利点は物価変動にも対応してくれる点でしょう。万が一、インフレ率が倍に跳ね上がったら金利も上昇するので、損をしにくい商品なのです。ぶっちゃけ預金するくらいなら、個人向け国債購入した方がはるかにマシ。「最低限許容しなければいけない損失は、いくらなの?」回で、投資が怖いならせめて個人向け国債購入しといたら、と語ったのはこれが理由です。
ちょっと待て、そういえば散々推していたオリックス銀行はどうなの?
あれは銀行預金だから、複利じゃないか!
気付いた貴方は、鋭い。
花丸挙げましょう。
オリックス銀行で扱っているスーパー定期300は、5年もので100万以上貯金すると利息は0.3%。
しかも複利。
複利ですよ、奥さん。
この利率で仮に100万円を複利0.3%を10年預けると、10年後の利息は3万408円です。
個人向け国債より、2万5408円お得になります。
貯金のリスクはいままで何度も語ってきましたが、それでも投資が怖くて敬遠する方は、せめてどの銀行の利息がお得なのかを調べて欲しい。
少額ですが、100円の利息しか得られない現状よりは遥かにマシです。オリックス銀行をやたら推しているので不信に感じるかもしれませんが、ネットで調べると利息が一番高いオリックス銀行だから仕方がないんです。
ただし、利息が高い銀行は経営が怪しいケースもあるので、その辺は注意しましょう。
あっ、僕はオリックス銀行の経営が怪しいと主張しているわけではないですよ。
複利と単利の法則は、投資信託商品にも通じる理屈なのですが、それは次回にしますね。
今回のところは、この辺で。




