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……そうだ、投資を始めよう!  作者: 大本営
投資の準備をしてみよう
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投資構成は、どのように設定したらいいの? その四 ~運用目標2%に設定した方~

 運用目標2%に設定した方。

 ミドルリスク・ミドルリターンの世界へようこそ。


 リスクを負うけど多少のレベルで止め、リターンは定期預金より明らかに多く。そういう方が運用目標2%を設定しているのではないでしょうか。

 この目標をクリアするには、1%とは異なり、やや複雑な組み合わせが必要になるでしょう。

 

 面倒?

  

 当然です。

 運用目標2%は年金保険が目指している数値――運用のプロが住む世界です。

 貴方は年金保険と同じ結果を、個人レベルで実現しなければいけません。

 面倒なのは当然でしょう。


 年金保険は30年預けたら一定の返戻率――支払った保険料に対し戻ってくる保険金の割合――で払い戻す商品です。保険会社は運用期間が過ぎれば、返戻率をつけて支払わなければいけません。結果、損失をできるだけ避ける運用になります。

 

 ところで年金保険の運用成績は、聞くところによるとは2%未満だとか。 

 運用目標2%が主題なのに、なぜ2%未満を話題にするのか?


 2%に接近しすぎる、ないし踏み越えるのはリスクが大きいと、保険会社は恐らく判断しているのでしょう。


 運用目標2%に設定した方。

 貴方はプロが定めたラインに挑戦する者です。

 

 自分が踏み込もうとしている世界の意味が、少しは理解できたのではないでしょうか。


 



 年金保険と同じ立ち位置になりますから、元本確保が可能なレベルでの運用が基本となるでしょう。

 元本保証と元本確保は、似て非なる存在です。

 元本保証は定期預金や個人向け国債のような、必ず元本が返却されます仕組みです。一方で元本確保は、満期に最低限元本を払い戻せる方針で運用します。年金保険は元本割れしないように、常に意識し続けるということが求められます。


 元本割れは注意してるよ!


 当然ですね、誰も損をしたくありません。

 コロナショックでも、元本割れをしないとなればどうでしょう?

 難度がいきなり上昇しますよね。

 年金保険がそれを実現しているかは知りませんが、できなければ業績が悪化します。返戻率を下降修正できれば楽ですが、契約時に返戻率は約束しているので修正できません――多分。

 逆説的ながら年金保険は、コロナショックのような100年に一度の大暴落であっても、元本割れをしない運用を求められるでしょう。

 貴方も、それを実現しなければいけません。

 何故なら運用目標2%は、年金保険と同じような運用をする世界だから。

 

 些か脅しましたが、コロナショックはその手法を明示しています。


 注目するべき期間は、2月21日~3月24日。

 どこの投資会社のサイトでも構わないので、適当に検索してください。

 市場は2月21日を頂点に、3月24日まで下落し続けました。

 この期間に下落を最小限に抑えた、あるいは上昇に転じた商品が暴落に強いということになると僕は考えます。


 該当するのは恐らく日本国国債、米国国債、先進国国債でしょう。


 運用の中心はこの三つなるでしょうが、問題があります。


 1、日本を含めた先進国の国債の利息は大きく低下しており、債券投資だけでは2%に届かない。

 2、債券投資のみの運用では、政策金利変更による債権価額の下落に対応できない。


 上記問題を解決するには、株式ファンドも組み入れたポートフォリオにする必要があります。

 具体的数値は人によるでしょうが、恐らく債権比率は株式よりも高くなるでしょう。安定度を求めるなら日本国国債の比率を上げるのも手ですが、日本国国債はクーポンが低い商品です。

 運用目標2%を満たすには、日本国国債、米国国債、先進国国債、株式の比率を絶妙に調整する必要があるでしょう。


 債権7~8割「日本国国債と外債が半々くらい」、株式2~3割の構成になるのかなぁ。ザックリした数字なので、詳しく調べてないけど。

 GPIF「年金積立金管理運用独立行政法人」が安定重視していた頃のポートフォリオは、こんな感じだった気がします。

 

 尚、僕が挙げた数値はあくまで参考値です。

 証券会社のHPで投資信託商品の値動きやリスクリターン分布を調べてながら、ポートフォリオを検討してみてはいかがでしょうか?

 投資をしないまでも、ポートフォリオを考えるだけでも結構面白いですよ。


 今回のところは、この辺で。

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