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プロローグ
「ん・・・。ここは?」
ぼやけた頭でオレは、辺りを見渡してみた。
ごつごつとした岩肌が露出し、先が見えない空間。
どうやら洞窟らしいと考察しながら、なにが起こったのか整理することした。
「ん~、さっきまではなにをしたいたのか。」
意識を周囲から、自分自身に向けてみた。
「身体には、大きなケガはなし。装備や服にも異常なし。・・・いや、剣が見当たらないな。」
「それにさっきまでは、草原にいたような気がするのだが、なぜ洞窟内に?」
いろいろと疑問に思いながらも、おれはさらに思考を過去に飛ばし、記憶を繋ぎ合わせることにした。