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ほのぼのと3日目!

 

 結果から言おう、4歳の吸収力すげぇ!

 魔物問題正解率9割、植物問題正解率8割だった。まあ、ほぼ一日中、これだけを勉強してましたからね!

 そう考えた瞬間、ピコンッとまた脳内で音が鳴る。


『おめでとうございます。魔物知識、植物知識を一定数覚えましたので、《後天性スキル》の鑑定(魔物)と鑑定(植物)を取得しました。

このスキルは魔物の鑑定スキルなら魔物の鑑定、植物の鑑定スキルなら植物の鑑定が可能です』


 キター!

 なんか、後天性スキル集め楽しくなってきたわぁ。

 明日になれば外出解禁だから、明日は鑑定スキルをために使ってみよう!


 ※※※※


 3日目。

 有栖家の屋敷は森の中にあるため、貴族からすれば行きづらい場所にある。しかし、ここの領地の住民しか知らない時短ルートがあるため、緊急性の高いことが起きても対応に遅れることはない。

 まあ、そのうち使用人の服を借りて、街を歩いて実際にこの世界の文化を体験するつもりだ。


「零様、くれぐれも危ないことはなされないようにお願いします。

この森にいる魔物は、有栖家にとって懐かせているので危なくはないですが、迷った魔物がいる可能性がない訳ではありません。ですので、しっかりと気配に気を配るようにしてくださいね!」


 ……うーん、これはしばらく変装して街並みを歩くのは無理そうだ。僕のお世話をしてくれている彼に、服を借りようとしてたんだけど……、心配性な彼が独り歩きのために貸してくれないと思う。


(しばらくは森探索かな……)


「わかってるよ、大丈夫。遭遇したら逃げるし、魔物に遭遇したら大声で叫ぶから、それじゃ行ってくるね」


 これ以上話を聞いていると心配してくれているのに申し訳ないが、長時間少しでも探索したいので話を無理矢理切り上げて探索へ向かう。

 帰れるうちに荷物の確認だ。見送りをしてくれた彼、悠葉ゆうは……まあ僕はゆうと呼んでいるが、ゆうの前でやれば余計なものが追加されること間違いなしだ。


 屋敷から少し離れた位置で、収納機械であるマジックバックの指で操作出来る携帯のようなもので確認をする。

 これは付加スキル持ちの機械職人が作ったもので、なぜ重さを感じずに大量に持ち運べるのかはわからないが、優れものである。


 ・持ち物リスト

 ・鍋(中)ーーー1個

 ・薬瓶ーーーーー60本

 ・保存瓶(中)ー20個

 ・木ヘラーーーー1本

 ・味見スプーンー3本

 ・タオルーーーー3枚

 ・ピクニックシートーー1枚

 ・水瓶すいびんーーーーー三本

 ・すり鉢ーーーー3個

 ・すりきり棒ーー3本

 ・採集用手袋ーー2枚

 ・薬草ナイフーー3本

 ・材木ーーーーー1キロ

 ・軽食

 ・包丁ーーーーー2丁

 ・まな板ーーーー2枚

 ・ひやひや草入りの水ー1L

 ・カシュの実ーー4個

 ・マッチーーーー1箱

 ・筆記用具ーーー1セット

 ・ノートーーーー2冊

 ・薬の作り方の本ーーー1冊

 ・料理本ーーーー1冊

 ・薬草図鑑ーーー1冊


 以上だ。何回見ても不思議な機械だなぁ。どこに保管されてるとか、そういう仕組みガン無視だよね。


(……まあ、便利だから使うけど)


 このバックの中にある薬草の効力は、ひやひや草は水瓶に入った水に1枚入れるだけで冷水になる草。まあ、100mlにつき、1枚必要だからこの水瓶きさ10枚は入ってるね。

 まあ、そんなに入ってても草臭くならないから躊躇わず使うけど。

 ちなみに水瓶は1Lまでが上限なんだ〜。


 それから、カシュの実は火をつけるために必要なアルコール成分を持ってるんだ。アルコールにするために必要なのが冷水なんだ。

 カシュの実は冷水に入れると溶ける性質を持っていてね、しばらく混ぜるとアルコールに変化するんだ。

 前世の記憶を持ってると知識が違いすぎて驚いちゃうけど、異世界だからしょうがない。


 さてと、持ち物確認作業は終わったし、次は新鮮な水を汲みに行くとしますか!

 薬調合にもルールがあって、新鮮な水で薬を作らないと逆効果な薬が出来てしまうんだ。しかも、感染症にかかる危険性も上がる。

 薬調合にも色々ルールがあって……、


 ・薬草はすり鉢でする。

 ・水は新鮮なものを使いましょう。

 ・スライムは必ず新鮮で、清潔草で清めたものをつかいましょう。

 ・100mlに対して回復薬は2枚。

 状態異常薬草(例ピリピリ草、ミニドク草など)は1枚にしましょう。

 ・果物風味にしたい時は100mlに対して、10グラムの果物を入れましょう。

 ・状態異常効果薬(例麻痺薬)は100mlに2枚使いましょう

 ・ピキピキの実など液体に溶かして使うものは、500mlに1つ。


 というルールに気をつけて薬を調合しなければならない。強すぎる薬は人にとって毒、薬は直す手段でもあり、量を間違えれば人間の体を蝕む毒でもある。

 だからこそ、治すための薬が毒にならないようにルールを守らなきゃいけない。


(……探索)


 脳内にマップが広がり、ところどころ丸があり、その丸は自由気ままに動いている。


(なんだこの丸は?)


 試しに動く丸に触るようなイメージをしてみれば、有栖家の支配下にある魔物と表記が出た。触った丸の色はオレンジ色だった。

 試しに他のオレンジの丸に触れるイメージをしても、同じ表記が出た。


(……支配下ってさ、家族の中でテイムできるの僕だけなはずなんだけど、どうやって支配下においたんだろう?

動物に好かれやすい家系ではあるけれど、支配下とテイムとで何が違うんだ?)


 と考えて見たが、結論を聞いたところで理解できなさそうなさそうなので、森で行動しても魔物に襲われないラッキーくらいに思っておこう。


 試しに緑の丸を触るイメージをしてみたら、使用人のゆうの名前が出る。……恐らく、害のない人間ってことか。


 最後に透明な丸が2匹? それとも2人? 動き回っている。透明の丸の正体を知るために触るイメージを再びすれば、赤文字で、


『今のあなたのテイムレベル、探索レベルでは表記できません。この存在を鑑定するにはテイムレベル、鑑定レベルを上げる必要があります』


 脳内にエラー表記が出た。

 本当ならレベルに合わない行動はしたくはないんだけど、エラー表記に探索レベルが足りないからどんな存在かわからないと言うなら、このまま水を汲みに行っていた。

 けど、理由はわからないが、この透明な丸をどんな存在か明らかにするためにはテイムレベルを上げる必要があると表記された。


 そうなれば、この透明な丸は『テイム』関係である可能性が高い。予定変更だ、水汲みではなく透明な丸の正体を探ることにしよう。



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