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ヲタ活最高!水野朱美

作者: 林愛根#
掲載日:2026/02/21

 私には彼氏がいた。優しかった、笑顔がまぶしかった。ちょっとアプローチしただけで彼氏になってくれた。今は――

 もっときれいな子に奪われてしまった。ラインも途絶えてしまい、いつも早く返してくれていたのに、今は音沙汰なし。私は見たのだ、私よりきれいめな子といい感じに歩いているのを! 悔しかったし、認められなかった。あの人一体どういうつもりだったんだろう?

 私には友達もいない、ラインの友達は家族くらいで他にいない。話す人はいるんだけどな。

 私には才能がない。何もない。パソコンのキーをブラインドタッチできて、事務が少しできるくらい。それしか私には能力がない。

 やるせないし、もう死のうかと想った。自殺方法を巡らしていると、部屋がまばゆく光った!

 何事だと、驚いていると1羽の天使が部屋の中に舞い降りた。私は非常に驚き、目の前で起きている出来事が信じられなかった。

「水野朱美、不幸がることはないのです、あなたにサブカルのすべてを教えましょう♪」

 何を言ってるのだ、この天使は? 朱美は混乱して、頭を痛めた。


「怖がる必要はないのです♪ あなたは必ずサブカルに救われます。安心してスマホでもいじりましょうね♪」

「あ、あなたは?」

「申し遅れました、私サブカル天使のザドキエルです。神様が造ったこの素晴らしぃサブカルを一緒に堪能しましょう♪」

さぶかる? 耳慣れない言葉に怪訝になる。するとサブカル天使は話してくれた。

「サブカルとはサブカルチャーの略でメインカルチャーの対義語のような言葉です♡ 一般になじみきった文化をメインカルチャーと呼び、メインほどではないけど、一部に人気のあるものたちをサブカルチャーと呼ぶのですね☆ 私はそのサブカルの天使です♪」

「つまりメインほど流行ってない文化をサブカルチャーというのですね☆」

「そうです! そしてサブカルをこよなく愛する女子のことをサブカル女子というのですよ!!」

 サブカル女子……その言葉の響きに私はなんかときめく感情を揺り動かされた。サブカルと一緒にいれば私も明るくなれるかな? 私は期待に胸を膨らませた(それなりに大きい)

「わ、私もサブカル女子になってみたいです☆」

「いいねぇ、サブカルはみんなの味方だから安心して飛び込んでね☆ みんな心の栄養にしかならないから」

 心の栄養…? なんていい響きなんだろう、私はますますサブカル女子になりたくなった。

「どうすれば、サブカル女子になれますか?」

「まずは古本屋BookLoveに行ってみようか」

 ブックラブ、これもいい響きだ。私はますます、この天使のことが好きになった。


☆ ☆ ☆


 私たちはブックラブに向かった。天使の姿は他の人には見えないらしい。私はブックラブに辿り着き、中に入った!!

「わあああ、アニメがいっぱい!」

 そこにはフィギュアや、いろんな漫画が所狭しと置かれていて、私はこの天使の説明を聞いて、ここにあるサブカルたちはみんな素晴らしいものなんだろうと期待に胸を膨らませた(大きいけど)

「ど、どうやって選べば?」

「ん? 棚を端から端までちゃんと見るんだよ、その中に自分の目に惹くものがあれば取ってみて中を見て、気に入れば買っちゃえばいいんだよ♪ みんなが知らなくてもいい作品って山ほどあるから、評価に踊らされちゃダメだよ☆」

 ふ~ん、そうなんだぁ♩ 私は青年漫画コーナーの棚の端から見ていって、スライムに転生した男の子の話に目が留まった。その少年はスライムになってしまったが、可愛い女の子たちと魔物退治に行って、ダンジョンの攻略に向かう物語らしい。その絵の可愛らしさに目を奪われ、それを買うことにした。

「買うなら、まとめて買っちゃえば? 安いし大丈夫でしょう」

「こんなに尊いものをいいんでしょうか?」

「朱美ちゃん、それは”てぇてぇ”って言うんだよ☆」

 てぇてぇ…あまりの感動に言葉が出ず、尊いがてぇてぇとしか出てこなかったものらしい。私もその「スライムに転生した僕は異世界でも幸せです」の女の子の可愛らしく描かれたおっぱいに想わず、「てぇてぇ…」とつぶやいていた。

「うんうん、それでいいんだよ♡」

「じゃあ、これは5巻まで買い♪」

「うんうん、それでいいんだよ♪」

「じゃあ、これはお家まで持っていきましょう」

「レジ行く前にフィギュア見ない? 部屋に飾らない?」

「え? フィギュア……まあちょっと見てみますか!」

 私はフィギュアの棚を端から見ていった、すると……、

「あ、スライムに転生した僕のキャラのフィギュアがあった……見た目もいいし買おっかな……」

「朱美ちゃん、それはビジュって言うんだよ……」

 ビジュ…その言葉の現代の流行を感じさせる言葉に私はときめきを覚えた。

「じゃあ、ビジュもいいしこれで!!」

「ほんとにいい買い物ができたねぇ」

 私たちはレジを済ませ、ブックラブを後にした、宝物たちを抱いて。


☆ ☆ ☆


 家に帰って早速買ってきたフィギュアを机の上にいい感じに飾った。リムちゃんのおっぱいが眩しい、部屋が少し明るくなった、これはいい買い物をした。

 私は買ってきたスライムに転生した僕を読むことにした。少年は交通事故で死んだらしい、無鉄砲で道路を横切ってしまったのだろう。女神の間に来て、転生先が決まった、スライムを依り代にして体を移すことになった。スライムに転生した彼は早くは走れないけど、召喚したリムに溺愛されて一緒にお風呂に入ったりしていた。私もこんな彼氏欲しいなぁ……。

 リムはダンジョンを攻略する冒険者でスラも一緒にダンジョンに向かうことになった。もう一人パーティーがいて、エミリーといった。おしとやかでお嬢様みたいだった。エミリーは闇魔法使いで暗黒魔法を得意とした。ちょっとたまに病んでる発言をするのが気になるが、主人公のスライムが気に入っているらしい。リムと二人に愛されて幸せそうだ、こっちまで幸せな気持ちになってくる。

 リムは魔法剣士でほとんど物理で戦うアタッカーだった。バフ魔法と剣戟魔法が使えた。なんかおっぱいに似合わずかっこいい。スライムの僕は回復魔法と少量の攻撃魔法と状態異常が使えた。体液をかけて相手を状態異常にするらしい、毒とか。そのパーティーのバランスも秀逸で私は心を奪われた、ほんとフィギュア買って来てよかった。

「OP聴いてみたら?」唐突にザドキエルが言った。「あるの?」私は答えた。

「ようつべにあるよ♡」

 ようつべに行って、スライムに転生した僕 OPと検索してみる。ノンクレジットOPがそこにあった。可愛らしぃ曲ででもなんか決意のようなものも感じられて、深い意味があるようだ。

 リムがダンジョンを攻略する目的も、治療中の弟を治すためだし、マジックアイテムでも報酬で高い薬を買うでも、手段はなんでもいいらしい。ほんとに気高い志だろう。

 エミリーはリムが好きで一緒にダンジョンに行ってたけど、スライムも好きになっちゃって、いろんな愛が混在してるのもいいな。ダンジョンの深奥にはお宝が埋まっているって話だけど……。

「ほんとに深いアニメですねぇ、これにしてよかった」

「君には確かに”審美眼”があるよ、素質があるよ、サブカル女子として!」

 審美眼…またいい響きの言葉をくれる、私は心よく想った。アニメ見たくなっちゃった……♡

「DMVで見れるよ、今度契約してみようか♪」

 契約という言葉がちょっと重かったが、DMVに契約しようと想った、こんなにてぇてぇアニメは見るしかないな!

「もう君はサブカル女子だよ、僕が保証する♪」

 ザドキエルにお墨付きをもらって私はサブカル女子になった! 今度間接照明で部屋を暗くしようと想った、一人前のサブカル女子として……!

「ヲタ活は心にいいからね、間違いなくww」

 ザドキエルは語調を込めて断言した。そのまっすぐな心に私は感銘を受けた。ヲタ活をすれば失恋の後遺症なんて簡単に癒される、私は間違いなく、そう想った♡

「サブカルの世界はもっともっと広い! すべてを味わい尽くす勢いでヲタ活して欲しいな♡」

 こんなに素敵な世界はないと想った、他の作品ももっともっと見てみたいと想った!

「ボカロ曲も聴いて、もっともっとサブカルしなくちゃ♪ 失恋の後遺症はサブカルで上書きしちゃえ!」

 私はサブカル女子としてサブカルと共に歩んでいく、いつか私の作品もできるといいな♪ 私は気持ちを新たに、次の一歩を踏み出すのであった!


 それからというもの、私はずっとサブカルしていた、失恋の後遺症があったが、失恋ソングを聴いて、少し癒された気もする。あんな奴、どうでもいいが、憎めないやつだし、まいっか、次の恋に移ってもいいけど♡

 失恋ソングというのは大抵はその人のことを好きでもいいという歌だ、共感できるし、その愛に浸るのも悪くない、なんか癒されてきました♡

 ライトノベルもお金のあんまりかからないいい趣味で、ザドキエルから授かった”審美眼”で素敵ライトノベルをお金をかけずに読んでいる。ちょっと古めのやつもお金がかからなくていいと想うけど♡

 アニメ映画によく行き、スプラッターアニメでもほっこりアニメでも見に行くようになった。この前見た、スプラッターアニメが心から忘れられず、アニメの方も見るようになった。主人公の性格がめちゃくちゃでそこも好き♡

 その作品のアニメを全部見るのが快感で、そのアニメのいわゆる通になった気がしていい♩ メインカルチャー気味のサブカルも見て脳内すっきり♪ ほんと心の栄養にしかならないなぁ♡

「サブカルに悪いものはないのです☆ 僕が保証しますね☆☆」がザドキエルの口癖で、この天使は悪い存在なのかと疑うが、ほんとにサブカルは心の栄養にしかならない。

「心を豊かにするにはやっぱり芸術をたくさん見なくちゃね♪ ね♪」

 可愛い邪神が出てくるアニメもいいアニメだし、やっぱり最強の1つの魔法しか使えない魔法使いの主人公のライトノベルも最高! 私はなんて恵まれているんだ! これを小説にしよう!!

「うんうん、君はもうサブカル女子♪ 古着買いに行こ♪」

 私は私の好きを貫く、この世界がなくなるまで♪ アーメン☆彡

 いやぁ、難しかったですよ、私自身すっかりにわかだし、でも音楽は聴いてたけど、歌詞よりメロディーを大事にしてたので、音楽も詳しい話はできないです。

 ボカロ曲も裏の設定があるからね、よく分からないのも多いですよ♡

 アニメは詳しくないですね、教会行ってから見れなくなっちゃった時期があって、今は見てますよ、ギルますがあと1話で見終わります♡

 それぞれの作品にはモデルがあったりして♡ スライムに転生するやつはスライム転生っていう別の漫画で、転スラじゃないんですね☆ 著作権に引っかからないように、オリジナル要素をたくさん入れてみましたよ♡

 神様が造ったサブカルをもっと堪能しましょう♪ 私はののちゃんの影響でサブカルをもっと見るようにしていますよ♡

 私もボロボロになってるときにアニメに救われました。この作品が誰かの心に響きますように☆ アーメン☆彡

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