かすかなこころ ※あとがきに追記を足しました
『微かな心』
創作というのは不思議だ
内にあるものを外に出すこと
ひと言で言うならそうしたこと
けれどもその事が周りに響きをもたらす
他のこころへと響いてゆく
空間と
時には時間をも超えてゆく
人へと伝わってゆき
どこまでも広がりゆきもする
共感すること
共に感じて先に広がりを与えること
一人の心から
ふと出ただけのものが
多くの人と
世界へと広がりゆく
創作を行うこと
ひとつの突き進む心と
明確な意志で行うこともある
にじみ出るような想いから
やわらかく奏でるように行いもする
そのやり方は人により時により違う
出来上がるものも違ってくる
創る心が違うように
似ることはあっても同じものは無い
それは人の心と同じ
唯一無二のもの
共に感じられることと
ただひとつだけのことが
創作という行いと
作品という心には
モザイクのように
ハーモニーのように
人の心へと響きゆく
その心へと根を下ろす
心は広がり育ちゆく
一人だけのはずの心から
多くの心へと繋がりゆく
きっかけは微かな響き
些細な出来事の訪れから起こる
そっと微かなこころへと響いてきたものを
逃さぬよう切れぬように手繰り寄せ
思考の海へと消えてしまう前に捕まえる
多くのものが指のすき間から逃れてゆく
残るのはその中の本当に一部だけ
手に残る微かな響きを捕まえて
手に残る微かな心を握りしめ
苦しさの先にある楽しさのために
ほんの些細な出来事
微かな響きと心を手にして
そこから己の心と向きあい
新たな心を生み出してゆく
時には繊細に
時には大胆に
迷いながら
傲慢な意志で
わずかなきっかけで崩れてしまいそうな心を
日々の出来事を受けながら
それでもすこしづつすこしづつ
自らの内と外の世界へと響くものを育ててゆく
望む
でもなく
信じる
でもなく
つかれながらも
やすみながらも
一文字でも
一筆でも
一音でも
何かを
微かな心
胸の内の
その響き
綴り
描き
奏で
生み
あゆみゆく
-つぶやき-
創作というもの、
自分のイメージではそういう感じです。
創作はある意味で、
奇跡のようなものかもしれませんね。
そうした恩得に預かれること、
それは本当に僥倖なのかもしれません。
それは心への恵みですね。
生み出すことの苦しさよりも、
生み出せないことの苦しさの方が勝るのではと、
そう思うことが最近は増えてきました。
手に乗せられる事柄は少なく、
出来ないことばかり多く、
卑小な力では出来ることに限りはあっても、
出したものに満足は少なくて、
得る気持ちはたとえわずかでも、
それでも心のために、
創作とは向きあうべきなのかもしれません。
出来るなら創作とは長く付き合ってゆきたいものです。
読むことから書くこと、見ることから描くことを覚えた自分としては、
そんなふうに感じたりいたします。
創作でがんばる方、がんばられていた方へ、
わずかでも実りと安らぎ、
そして僥倖の訪れを祈ります。
-追記です-
どうもありがとうございました。
自分へと関わってくれた方たちに感謝と祈りを
-つぶやきと感謝です-
さらに追記です。
お気に入りしていた方が、先日みてみんを退会されたという活動報告をたまたま見かけて、すこしだけお話させて頂いたりしたのですね。
昨日なろうを退会されました。
なろうはまだ残られるように伺っておりましたが、
去られてしまうのではとすこし感じており、
その方や周りや自分のことを考えつつ、思い出にひたりつつこちらを書いたのですね。
その後追記を書いたとき、お名前は控えて、
どうもありがとうございましたと、感謝の気持ちだけ書かせていただいておりました。
ですから、
唄詠いさんに感謝を。
いろいろありましたが、
あの頃のみてみん、とても楽しかったですよね(●´ω`●)
好い思い出として、自分もあの頃のことを思い出したりいたします。
楽しかった思い出を残しつつ、また書き続けますね(*^^*)
どうもありがとうございました。