子供に聞かせる寝物語 ぼくはマリオだ
お父さんは毎日、毎日マリオばっかりやってます。
あまりにも毎日マリオをやっているので、自分をマリオだと思う様になりました。
ある日家を飛び出しました。
「ぼくはマリオだ!ぼくはマリオだ!」
公園に向かってBダッシュ!
水辺にいる亀に向かってジャンプ!
亀をキック!
転がる亀!
人にぶつかる!
財布が落ちて小銭がバラバラ!
小銭をコインと思って拾う!
川にダイブ!
ズボンの小銭が重くて沈んでいくマリオ!
川底で我に返ったお父さん。
慌ててズボンを脱ぎだす。
ふう。危なかった。ゲームは程々にしないとな。
川からなんとか這い上がると。
女の子の悲鳴が!
「きゃー変態よー!」
そうですお父さんは慌ててパンツまで脱いでしまったのです。
こうしてお父さんはお巡りさんに捕まりました。
めでたしめでたし。
オシマイ