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第2話 『決意表明』

ブクマ、ポイントありがとうございます!

1日でブクマ9件……、ランキング効果凄いですね。そのうち、自分の他の作品のブクマ数抜かしそう笑

急いで書いたので誤字があるかもです。

 2回目の人生、俺は、久我家に生を得た。名前は、「久我美波」、年齢は3ちゃいだ。久我家は、前世でも全国的に有名な家柄だった。というのも、今世での俺の父、久我誠一は、東証一部上場企業である「久我製薬」の代表取締役社長なのだ。


 そして今世の俺には兄がいる。兄は、久我(あおい)。俺よりも3つ歳上なので6歳のまだガキだが、顔立ちは整っていて将来イケメンになる片鱗を見せている。くそぅ、イケメンめ、爆発しろ。ま、今世の両親は2人とも顔が整っているから俺も今世じゃ勝ち組かな?じゃあ許してやろうじゃあないか、兄上殿よ。


 これまでの3年間、俺はまだガキだったので自分の部屋でゴロゴロしている事が多かった。その間に俺は、今世での人生プランを考えた。


 まず、目標は、『クソ野郎高梨祐也のハーレム計画をぶっ壊す!』だ。


 そして、ついでに『ヤツの毒牙から女の子達を守る』。この2つが俺の崇高なる使命だ。


 次に、目標を達成する為に何をする必要があるのか、それを考えた。

 大事なのは、発言力。これだと思う。発言力があれば、女の子達は俺の言葉を疎かに出来ないし、男子達の協力も得られるかもしれない。

 ただ、どう頑張っても、前世の俺のような奴は、強い発言力は持てない。そりゃそうだ。教室の隅で悪口を言われても聞こえないフリをしながら勉強していた顔面偏差値45な俺が強い発言力を持てるわけが無い。しかし、今世では大丈夫だと思う。なんてったって、俺は久我家の人間だし、容姿も将来有望だ(多分)。


 しかし、家柄と容姿、この2つだけでは不十分だと思う。念には念を入れる。俺は、ヤツのハーレム計画をぶっ壊す為には努力を怠らない。せっかく転生したのにヤツの計画をぶっ壊さないとしたら、それは、転生されてくれた神がいるとしたら神への冒涜だ。

 そこで俺は、他に重要なのは、コミュニケーション能力、カリスマ性、あと一応財力だと思う。


 コミュニケーション能力は、言わずもがな。これがあって損は無い。これは、前世からのコミュニケーションスキルとこれからの努力でなんとかなると思う。

 カリスマ性。これは、皆に俺の話を聞いてもらうのに必要だ。その為に、俺は子役をやろうと思う。売れれば、知名度が上がって俺の発言権が増すだろうし、演技を通してコミュニケーション能力も増すに違いない。

 あと、子役になる事でついでに3つ目の財力も解決できると思う。今世の父は、大手企業の社長だが、親のお金に頼らないで自分のお金で解決したい。ヤツの被害者は、他の誰でもなく俺だし、親の七光りはダサいからな。

 幸いにして今世の俺は超絶美少女になる予定だからな! 容姿については心配をしていない。


 計画については、ざっとこんなもんだ。



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 今日は俺の6歳の誕生日だ。


「「「Happy birthday to you♪ Happy birthday to you♪ Happy birthday dear Minami♪ Happy birthday to you♪」」」

「「「美波、誕生日、おめでとうー!」」」


「みんな、ありがとう!」


 俺達は、我が家のテーブルで俺のお誕生日パーティーをしている。なんと今日のご馳走は、母とメイドさんが作ってくれたのだ!


 ご飯の後、みんなでケーキを食べる。このケーキはなんと銀座の高級ケーキ店のケーキだ! 久我家最高!


「ところで、みなみ、何か欲しいものがあるかい? パパが何でも買ってあげよう。」


 そう! 俺はこの時を待っていた。子役になりたいとお願いするチャンスだ。この機会を逃したらなかなか言い出せなくなる。


「あの……パパ? お願いがあるの。」


「ん? なんだい? パパに何でも言ってごらん?」


「私、子役になりたいの!」


 ガタン


 パパは笑顔のまま固まったまま、フォークを手から落とした。。お母さんと兄も固まっている。


「みなみ……それはどういうことかい……?」


「そのままの意味だよ。私、子役になりたいの。」


「みなみ……。そんなことしてお金を稼がなくても欲しいものならパパが買ってあげるから、子役なんてやらないでパパと遊ぼう? な?」


 父は必死に俺が子役になるのを止めようとしてくる。きっと、自分の娘がどこか少し遠い所に行ってしまうような気がして嫌なんだろう。俺との時間が減ってしまうかもしれないし。


「違うの、パパ。子役をする事で経験を積みたいの。お金はあくまでついでだよ。」


「で、でも……」


「ねえ、パパ? 美波がお願いをすることなんて滅多にないんだから聞いてあげたらどう?」


「ううう……、わかったよ。美波、子役をやっていいぞ。その代わり、やるからにはしっかりとやるんだぞ?」


「はい! パパ大好き!」


 こうして俺の子役デビューが決まった。




 その後、俺は新人子役として頭角を現していくことになる。最初はドラマのモブっぽい役割をやらされ、そのうちだんだんとゴールデンタイムの番組にも出れるようになっていった。

 まあ、元からある程度自信はあった。今世ではなんてったって()美少女だし? それに、21年程余分に生きている俺が、同世代のガキンチョ共に演技で負ける訳がない、と思う。

 そして俺は、10歳の時には大河ドラマに出るという快挙を成し遂げた。その頃には俺は『天才子役、今度は大河ドラマに出演!』などとテレビで結構話題になっていた。かくして俺は一躍有名人となった。


 しかし、俺が中3の三学期、芸能界に激震が走った。


『天才子役の久我美波、芸能界引退』


 そう各新聞にはデカデカと書かれ、テレビ局各社はこぞって連日俺の子役引退について報道し、芸能コメンテーターなどを呼んで俺が芸能界を引退した理由について議論を交わしていた。


 余りにも世間が騒ぎ、実は病気になったなってないなどと推測がかなりまじった議論が飛び交ったため、俺は所属していた事務所に引退理由を明かしていいとFAXを送り、それに従って事務所が世間へ引退理由を明かしたため、根も葉もない憶測はなりを潜め、久我美波引退騒動は一段落ついたのだった。


これからもよろしくお願いします。

次の更新はいつになるかな……、明日、明後日は忙しいので無理だと思います。


そら

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